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あの殺人鬼のもう一つの物語。LINE文庫エッジ新作「ワトソン・ザ・リッパー 〜さる名探偵助手の誰にも話せない過去〜」を紹介する!!

みなさん、こんにちは!!

今回は2020年1月8日にLINE文庫エッジから発売された「ワトソン・ザ・リッパー 〜さる名探偵助手の誰にも話せない過去〜」を紹介します。

みなさんは歴史上の人物の中で、一番ライトノベルに出てくるキャラは何だと思いますか?

信長やアーサーなどが思いつく方もいるかもしれませんが、私は『切り裂きジャック』が思いつきました。

そして、この作品!!となるわけですが…

何とこの作品は『切り裂きジャック』と『シャーロック・ホームズ』が実在した世界のお話となっています!!

といっても、私は『シャーロック・ホームズ』を読んだこともなく、『切り裂きジャック』も全く詳しくないのですが 笑

しかし、この両者が実は、深く関わっていたのでは…?というのがこの作品となっており…

非常に新鮮で面白い世界観の作品となっていました。

ということで前置きはここら辺にして、さっそく紹介していきます!!

どんな話??

短く言えばこんなあらすじ…

貧民街の教会で神父として働く主人公。
彼は本庁からある依頼を受けていた。
『マーガレットを”切り裂きジャックから”守れ』
マーガレットとは主人公と共に教会で働く妊婦の少女。
そして最近、切り裂きジャックが貧民街にいるのでは?という噂も。
ある日のこと、夜にマーガレットと共に教会に帰ろうと歩いていると…
突如霧の中から歪な姿の男が襲いかかってくる!!
そして、この事件を境に…
主人公は切り裂きジャックの真実へと足を踏み入れていく!!

詳しいあらすじ

主人公”ジェイムス・H・オーランド”はロンドンにあるスラム街で、神父として働いていた。

それは遡ること、ひと月前。

贖罪者(簡単に言うと『汚れ仕事専門部隊』らしい)であるオーランドが本庁に呼ばれ依頼されたのは…

「”マーガレット”を守れ」

「”切り裂きジャック”から守れ」

彼女は貧乏教会で下働きしているシスターでもない普通の少女。

更にはその普通の少女を、最近話題となっている殺人鬼の”切り裂きジャック”から守れとも。

そして、訳も分からぬまま貧乏教会に派遣されて一ヶ月。

今に至るわけである。

しかし、その日々はあまりにも平穏そのものであった。

直しては壊れる屋根の修繕、説教をしても居眠りしている住民、庭の畑や鶏の世話など…

そして、妊婦であるマーガレットも教会の仕事を手伝っていた。

「さてと…お洗濯も終わりましたし、私ちょっと出かけていきますね」

マーガレットの言葉に、オーランドは本来の依頼を思い出す。

彼女を守るためにも、オーランドは彼女に付き添わなければいけない。

「えっと…私も行きましょう」

そして、さっそく屋台の並ぶ場所に着いたのだが…

「ヤメテ、ヤメテクダサイ!」

二人の目の前には、スコットランド・ヤードの警官達がロマの民という移民達の家に強制的に押入ろうとしている光景。

マーガレットが止めに入ろうとするも、警官達は妊婦である彼女にも手を出そうという空気。

オーランドも立場上動けないでいると…

「なにをやっている。そんなことをしろとは命じておらんぞ」

「これは”レストナード警部”!」

レストナードと呼ばれた人物が警官達を止めに入る。

少しは話の分かりそうな彼に話を聞くと…

「この一帯に、”切り裂きジャック”の容疑者がいるという、情報が入ったのだ」

何でも”切り裂きジャック”と思しき人物の落書きが、この貧民街で見つかったという。

それが…

ーかの民に責任はないー

というもの。

この内容はあたかも移民たちからの復讐のような内容であったため、スラム街を中心に移民たちへの強制捜査が行わていたのだ。

ただ、不思議なことに、この落書きはレストナード警官の指示の下、既に消されたという。

マーガレットは移民への捜査を止めるように言うが、レストナード警部の脅しが入り、引き下がらざるを得なかった。

ーーーその日の夜ーーー

オーランドは真夜中にもかかわらず、敷地外に抜け出すマーガレットを見つける。

彼女を追いかけ、店に入っていくと、そこにはマーガレットと…

「その…あの…アルバート様」

”アルバート”と呼ばれた身なりの良い青年がいた。

話を聞くと、彼はマーガレットの腹の子の父親であり、身なりから察するに上流階級の生まれであった。

そして、彼はマーガレットにこの日、自分の立場を捨ててでも一緒になりたいと宣言しに来ていた。

そんな彼の姿を見て、オーランドは贖罪者として生きる自分を重ね、言いようのない複雑な気持となった。

ーーー数十分後ーーー

アルバートは帰り、マーガレットと共に教会への帰路につく。

何とも嬉しそうな表情のマーガレットと歩いているのも束の間。

突然立ち止まり、顔を青白くし震えている彼女の視線の先には…

「アニー・マーガレット?」

暗黒の中から霧を纏った、歪を通り越し、肩に頭が二つ乗っているような奇妙な男が現れる。

その声はまるで機械音のようで、体も機械で作られているよう。

次の瞬間、その男は人間を凌駕する速さで突如駆け出し、マーガレットに掴みかかろうとする!! が…

「なにをするか!!」

オーランドもその速度に対応していた。

しかし、男のその動きや触れた体はまるで人間とは違っており…

「まさかお前が…」

”切り裂きジャック”なのかーー

オーランドがそう思い、身構えていると…

「なにをしている!!」

数人の警官がやってきた。

すると、男は獣ような咆哮と共に更に霧が深くなり、次の瞬間には消えていた。

そして、オーランドも警官達に疑われるのは御免とばかりに、マーガレットを抱えて逃げていったのだった。

ーーーそれからーーー

オーランドは”切り裂きジャック”の正体、まずは共に現れる霧の正体を探り始めていた。

そして、五年前に発生したブラッグフォグ騒動という事件にたどり着く。

その事件は、今までの”切り裂きジャック”の特徴が如実に現れた事件であり、オーランドは発生現場に向かう。

すると…

「よくここがわかったな、神父さん」

突如声をかけられ、振り返った先には…

ーー美女?

だが…

「そのとおりだ。私が…私が”切り裂きジャック”だよ」

と言ったと思えば…

「なーんてね。冗談だよ」

オーランドを弄ぶような言動の数々。

しかし、色々あって彼女と協力して、真の”切り裂きジャック”を見つけることに!!

果たして、”切り裂きジャック”の正体とは!?

マーガレットを守り抜けるのか!?

ホームズとワトソンはどこにいるのか!?

壮大なミステリーと、異能な力を携えた者の戦いが今始まる!!

総評

今回は「ワトソン・ザ・リッパー 〜さる名探偵助手の誰にも話せない過去〜」を紹介しました。

読んだ感想としては、世界観が新鮮で、ミステリーとして面白かったです。

『切り裂きジャック』を題材にする場合、やはりバトルメインなのかな?と思っていたのですが…

世界観を重視して、ミステリー要素が多くなっています。

個人的には『ミステリー:バトル = 7:3』ぐらいだと感じました。

ミステリーや話の展開自体も、鮮やかなフラグ回収や単純には終わらない展開が多く、読み応えありつつ、のめり込める作品でした。

単純に私が、世界観重視の作品が好きなだけの気もしますが 笑

ただ、この手の作品には多いですが、設定や歴史的な背景(フィクションかも)を理解しながら読む必要はあるので、かなり疲れますし、期間を空けて読むとツライかもしれません。

他のゴリゴリ設定の作品に比べれば、結構読みやすかったですが 笑

個人的に良かったのは、歴史的な『切り裂きジャック』と作品としての『シャーロック・ホームズ』を全く知らない私でも楽しめた点です。

実際の事実がどうかは分かりませんが、1つの作品として成り立っていたので、単純に作品として面白かったです。

総じて、若干考えながら読む必要はありますが、次の展開やミステリーを解きたい人向けな作品という感じでした。

次に、読むのにかかった時間ですが、”ニ時間”でした。

世界観重視な作品にしては、ページ数が短めで簡潔なので、読みすいと思います。

個人的には一気読みする方がオススメですが、ラブコメと異世界転生を主で読んでいる方はツライかもしれません。

最後にこの作品が売れそうかですが…

一巻完結なので、次巻が出ることは無いと思います。

ちょっといつもと違うジャンルを求めている方にはぜひ読んで欲しい作品です。

ということで、今回は「ワトソン・ザ・リッパー 〜さる名探偵助手の誰にも話せない過去〜」を紹介しました。

気になった方はぜひ読んでみて下さい!!

それでは今回はここらへんで!!

ABOUT ME
okamizeno
とある地方国立大学所属の学生。小中高のお小遣いのすべてをラノベに費やし、お金が無くなった。大学進学後、お金がないため「小説家になろう」を読み漁る日々を過ごした。その経験を活かし、ラノベなどの評価や紹介をする本サイトを立ち上げた。twitterで宣伝もしているので、良かったら下のtwitterアイコンのボタンからフォローお願いします。(現在フォロワー少なくてめっちゃ寂しいです)