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運び屋に依頼されたのは吸血鬼!?電撃文庫新作「吸血鬼に天国はない」を紹介する!!

みなさん、こんにちは!!

今回は2019年8月10日に電撃文庫から発売された「吸血鬼に天国はない」を紹介します。

運び屋の主人公と運び荷として渡された吸血鬼の少女の物語です。

舞台は荒廃した世界で、ここに吸血鬼となると異能力バトルかな?と思っていたのですが、そうでは無いです。

運び屋が運転で見せます 笑

また、吸血鬼といいつつも、日光や聖水も大丈夫という作品も多いですが….

この作品はむしろ吸血鬼の特徴をしっかり持ちつつ、それらを上手く使った異能とリアリティの2つが共存している作品でした。

それでは前置きはここらへんで、さっそく紹介していきます!!

どんな話??

短く言えばこんなあらすじ…

ある日、運び屋である主人公に少女をある家まで運ぶという依頼が入る。
彼女を乗せて出発するが、彼の車に追従する車たち。
何とか追手を振り払い、無事に所定の場所に彼女を下ろすが、その家が爆発!?
さらに銃を持った人が現れ、彼女を撃ち殺した….と思ったら?
彼女の体がみるみるうちに治っていき…
話をきくと、彼女は吸血鬼で家が無い彼女と共に過ごすことに!!

詳しいあらすじ

「どこまで行きます?それと、いつまでに行きます?」

非合法の運び屋である主人公“シーモア・ロード”が客に聞くことは2つだけである。

すなわち、運び荷が”どんなもの”であろうと彼は車に乗せられるものは運ぶ。

ある日、シーモアの元に依頼が入る。

依頼場所に行くと、そこには狼のような男と異常に綺麗な少女。

シーモアは2人の関係性は気になったが、いつもの言葉を口にする。

「どこまで行きます?それと、いつまでに行きます?」

「こいつを、この住所まで。四○分以内」

そして、運び荷である少女が車に乗り込んでから、さっそく目的に向けて車を走らせる。

シーモアは彼女“ルーミー・スパイク”と話しつつ、気になっていたことを尋ねる。

「ところでルーミーさん。数台のいかつい車に追いかけられる心当たりは?」

すると、ルーミーは動揺を見せる。

どうやら、追っ手はシーモアの熱烈なファンではないようだ。

シーモアは追っ手を巻くために、車一台が入れないぐらいの路地に向かってハンドルを切る。

「左に寄って下さい!」

シーモアは車の右タイヤを縁石に乗せて、車体を浮かせる。

そして、片輪で立ち上がった状態で路地に侵入する。

「ーーーーーーーわぁああああああああああああああああっ!?」

まさかの行動と車体が擦れる音で叫ぶルーミー。

路地を抜けると、彼らを追う車は一台も無かった。しかし…

「四○分という時間に間に合うかはかなりぎりぎりですね。もうちょっとショートカット、しちゃいましょうか?」

再びルーミーの絶叫が響いた。

ーーー数刻後ーーー

所定の場所は一軒家であった。

時間にも間に合ったので、シーモアはルーミーを下ろし見送っていると…

一軒家から男性が出てきて、ルーミーを見ると何か戸惑っている?

そして…

「ーーーーーーーーーー」

爆音が鳴り響き、全てを粉々にした。

あまりの状況に呆然とするシーモア。

さらに、敷地内からは銃をもった男たちが出て来て、車に乗って逃げれそうなシーモアに向けて銃を向ける。

「し、シーモアさんーーーー」

発砲と射線上にルーミーが割り込むタイミングは同時だった。

そして、目の前には力を失って倒れた少女と赤黒い血溜まり。

通常なら今すぐにも逃げなければいけない状況ではあるが…..

「…………..あぁぁぁああ、クソッタレ!」

シーモアは彼女を引きずりながら後部座席に乗せ、荒くハンドルをきる。

そもそも、少女の死体を運んでどうするんだと自問自答しながら、現場から遠ざかる。

そのとき!!

「あの」

「ーーーーーーーおぉぉああああああああああ!?」

背後から声を掛けられ驚愕するシーモア。

バックミラーを見ると、そこには死体は倒れていなかったが…

頭が揺れれば中身はこぼれ落ち、撃たれた穴は開きっぱなし。

しかし、こぼれた臓物は自ら体に戻ろうとしている。

そんなありえない状況に、驚愕するシーモアに向けてルーミーは

「だいじょう、ぶ、です。わ、私は、吸血鬼、ですから…..」

そして、倒れてしまった。

シーモアは聞き慣れない吸血鬼というワードを反芻しつつ、もうこれ以上驚く出来事はないだろうと呟いた。

ーーー次の日ーーー

昨日の爆発事件は新聞には載っておらず、まるで平和だった。

本日の仕事を早い段階で終えたシーモアは、家に帰る。

ベッドでは昨日の少女が寝ており、撃ち抜かれていた体も元通りになっている。

彼女をしばらく見ていると、彼女も小さな吐息と共に目を覚ました。

軽く挨拶をし、さっそくシーモアは吸血鬼という存在やルーミーの今後の話をする。

まず、この世界の吸血鬼とは、人の血を吸う。太陽に弱い。流水を渡れない。コウモリ位になれる。杭で撃たれると滅びる。という認識で間違いないらしい。

そして、現在は吸血鬼という珍しさからマフィアに追われており、行く宛がないという。

そんなルーミーに対し、シーモアは…

「今なら、特別に地図には載っていない場所でも届けてあげますよ?」

「ーーー私を、安全なところまで連れていってください」

そして、2人は共に生活することになる。

時にシーモアの仕事にルーミーが付いてきたり、仕事先でマフィアに追いかけ回されたり、時にルーミーとの距離が近づいたり、危険だが濃厚な日々が始まる。

しかし、ある日を境にシーモアはルーミーの真実に気づき始め、その綻びはさらに広がっていく。

「ルーミー・スパイクを殺すぞ」

人間と吸血鬼。

存在の違う2人による壮絶なラブストーリーが始まる!!

こんな人におすすめ

  1. ちょっとバトルには飽きてきた…
  2. 謎に包まれた展開は好き!!
  3. 今後も続きそうな作品が読みたい!!

ちょっとバトルには飽きてきた…

なんだか私の感想みたいになっていますが、そんなことはないです 笑

世界観が現代向きの作品にも、学園ラブコメと荒廃した世界で何かするみたいな方向があります。

前者は置いておくとして、後者の大半は現代異能バトルとなっていると思います。

その中で、この作品はバトル要素がほとんどありません(いや、無い)

そもそもジャンルがラブストーリーというのが理由ではありますが….

かと言って熱くなれる展開が無いかというと、そういうわけではありません。

主人公がマフィアを巻くシーン(全然白熱感を感じさせない字面)やその時に吸血鬼の性質を使ってその場を凌ぐとこは盛り上がります。

また、人と吸血鬼の恋愛という展開も注目です。

異世界ファンタジーのチート主人公が、どんなヒロインとの恋愛もOKするため忘れてしまっていますが….

人間と異種族間の恋愛って普通では無いですよね?

そんな”普通ではない”の弊害などもラブストーリーとしてリアルに描かれている作品です。

謎に包まれた展開が好き!!

実はこの作品の帯には….

“運び屋の気まぐれと吸血鬼の嘘。だけど、それは確かに恋だった。”

と書かれています。

私は読む前は”吸血鬼の嘘”というワードを全く気ににしていませんでした 笑

しかし、この嘘が、作品内で大きく主人公達を突き動かし、濃密な展開を持ってきます。

そして、「あれも、あれも、あれもフラグ?」と謎が解かれていき、彼女の嘘の全貌が明かされていきます。

私はぼーっと読んでいたので、読み直して「こんなとこにフラグが!?」となりましたが…..

そんな謎に包まれた展開や、謎解きが好きな人にはおすすめです。

今後も続きそうな作品が読みたい!!

この作品ですが…

既に、今冬に2巻発売が決定しているようです。

そもそもこの作品の著者さんとイラストレーターさんは、前作「賭博師は祈らない」でもコンビを組んでおり、その作品も5巻まで出ています。

そのため、今後の継続確率も高いと思います。

個人的なことをいうと、この作品も3から5巻ぐらいだと思っています(あくまで予想)

そんなこれからも続く作品が読みたい方にはおすすめです!!

総評

今回は「吸血鬼に天国は無い」を紹介しました。

読んだ感想としては、途中のヒロインの正体や目的が明かさていくところがかなり面白かったです。

心のなかで「おぁ〜」と叫びつつ、全くフラグに気づかない私の鈍感さに呆れました 笑

しかし、その明かされていく展開になるまでが、少し長いというか辛かったです。

もしかすると、そこに辿り着く前に積本にしてしまう可能性もあります。

逆にいうと、そこまでたどり着けば…

吸血鬼という存在の異質感、垣間見える狂気、そんな状況と彼女を捨てきれない主人公の葛藤。

そんな惹き込まれる加速感がこの作品にはありました。

また、個人的には良い点として挙げたのですが…

この作品のタイトルを見た人は異能バトルと思っていそうなので、そう思って買った人は「思ってたのと違う」となるかもしれせん。

なので、「あれ違う?」となっても「いつから話が盛り上がる?」となっても、頑張って最後まで読んで欲しいです。

次に読むのにかかった時間ですが、“2時間30分”でした。

前半は読むのが遅かったですが、後半から急加速しました。

既に言いましたが、前半で積んでしまう人も居るかもしれません。

個人的には、私が積本したくなった時は、最終章から前へ前へと読んでしまいます。

こんな急展開になった理由を知りたくなって前に戻っていくと、結果全部読み終わっているという感じです。(めんどくさい設定は飛ばしてよい)

読み方のすゝめでした 笑

最後にこの作品が売れそうかですが…

既に言いましたが、売れると思います。

次巻に関しては今冬に発売が決定しています。

ただ、この作品の今後の展開が全く想像できません。

ワクワクするという点では良いことではありますが、現状アニメ化みたいな路線の作品では無いのかなという感じがします。

そのため、あくまで予想ですが、3〜5巻あたりで完結しそうな気がしています。

ということで、今回は「吸血鬼に天国は無い」を紹介しました。

気になった方はぜひ読んで見てください!!

それでは今回はここらへんで!!

ABOUT ME
okamizeno
とある地方国立大学所属の学生。小中高のお小遣いのすべてをラノベに費やし、お金が無くなった。大学進学後、お金がないため「小説家になろう」を読み漁る日々を過ごした。その経験を活かし、ラノベなどの評価や紹介をする本サイトを立ち上げた。twitterで宣伝もしているので、良かったら下のtwitterアイコンのボタンからフォローお願いします。(現在フォロワー少なくてめっちゃ寂しいです)