みなさん、こんにちは!!
今回は2019年7月12日にGA文庫から発売された「帝国の勇者 世界より少女を守りたい、と”まがいもの”は叫んだ 」を紹介します。
タイトルにもあるように勇者が出てくるわけですが、2種類の勇者が出てきます。
1つは昔にいためっちゃ強い想像つきやすい勇者。
そして、もう1つが現代の人工的な勇者です。
そして、この2種類の勇者が激突します!!
どっちが強いのでしょうか!?
気になりますね 笑
あと、総評でかなり申しているので苦手な方は気をつけて下さい。(目次が少ないことで若干察して下さい)
それではさっそく紹介していきます!!
どんな話??
短く言えばこんなあらすじ…
帝国の造った人工的な勇者。
その圧倒的な力は瞬く間に小国を倒していった。
そんな時代に<勇者殺し>という正体不明の人物がいた。
勇者殺しは帝国の勇者を何人も殺しており、主人公の家族もその1人であった。
主人公は復讐のため勇者殺しを探しており、情報を嗅ぎ回っていた。
そんなある日、主人公は勇者殺しに遭遇!!
その姿はかつて殺されたと思っていた家族そっくりで…
詳しいあらすじ
戦乱の時代、3つの大国が覇をにらみ合う時代。
ベルカ帝国には強大な力を持つ<帝国の勇者>と呼ばれる人物たちがおり、隣国から恐れられていた。
主人公の“カイム・ミラー”も帝国の勇者の1人であり、彼らは魔物を体に移植されることで造り出された人工的な勇者である。
「<勇者殺し>はどこだ!!」
カムイが敗戦国の兵士に聞きまわっていた。
勇者殺しとは最近、帝国の勇者を次々に殺している正体不明の人物。
そして、隣国との戦争の際<勇者殺し>にカイムの家族“シオン”は殺された。
カイムは復讐のため<勇者殺し>を探しており、敗戦国の残党軍に会うたび尋ねていた。
しかし、今回も収穫はなし…
現在は帝国の首都に向け移動している途中の寄った町に滞在していた。
今ともに行動している軍隊は勇者3人含む独立部隊と敗戦国の王女様。
帝国の勇者は見た目や異名を元にランキングがあり、共に行動している他の勇者“ミーナ”と“セエレ”は2人共カイムよりランキングが上。
特に見た目が令嬢のようなミーナは町を歩けば、そこがサイン会場のようになる。
今回も立ち寄った食堂で案の定ミーナのサイン会が始まってしまったので、カイムとセエレはミーナを置いて立ち去っていった。
そして、ミーナがサインを書き終えた30分後。
食堂にローブとフードをかぶった少女がやってきた。
装いはどこか不自然。そして、ミーナの勘が危険だと告げている。
「私の名前はミーナ。貴方の名前は?」
「レオン。……”レオン・ハルダート”」
それは伝承の勇者の名前だった。
そこからも会話をしていると…
「勇者とよばれているそうだね」
ミーナは危険だと判断し、少女にフードを剥がすと…
仮面?
そして、気をそらした隙にミーナに攻撃してきた!!
レオンの圧倒的な強さに防戦一方のミーナ。
「わからせてやるだけだ、”まがいもの”の勇者よ」
「帝国の勇者は弱いな」
そして…
「終わりだ」
彼女が取り出したのは、伝承の勇者しか使うことができないと呼ばれていた神器。
そして、その神器を運んでいた任務中に殺されたのがシオンであったのだ。
すなわち、今ミーナと戦っている彼女こそが<勇者殺し>ということになる。
ミーナにとってもシオンは家族同然であった。
そのため、頭が怒りで染まり…
「怒りに身を任せたな」
ミーナはレオンと名乗る少女に切り裂かれてしまった。
—数刻後—
レオンは町の民衆の前でミーナにトドメを刺そうとしていた。
そもそもこの町は敗戦国の一部。
町の住民もやれやれと騒ぎ、レオンが剣を振り下ろそうとすると…
「お前かああああああああああああああああああああああ」
カイムが現れ…
「なんだ、この桁違いの<マナ>の出力は!!」
レオンはカイムの強さに驚いていた。
そして、カイムはというと…
「お前が<勇者殺し>で間違いないんだな!!」
心の底から呪う復讐相手との遭遇に明らかに殺気立つ。
「まるで、獣だ」
そして、怒りに任せて攻撃をし続け…
「これで終わりだ!!」
カイムは銃剣を振りかざし、その勢いにレオンの仮面が2つに割れる。
「違う、そんなわけがない」
それはカイムが最もよく知る人物と同じ顔。
「—シオン!?」
鼻、耳、眉、身長も同じ。
そんな衝撃的な出来事に頭はパンク寸前。
「決着はまたにしよう、少年。君のことは覚えておく」
「待て!!」
そして、シオンと同じ顔を持つ少女は立ち去っていった。
<勇者殺し>との遭遇から一転した状況。
シオンと関係のある勇者たちはその存在と家族であるミーナを切りつけたという事実に悩み始める。
果たして<勇者殺し>の正体とは!?目的とは!?
シオンとの関係性とは!?
これは帝国の人工的な勇者と伝承の勇者を名乗る<勇者殺し>の間に起こる、国との戦争を超えて1人の少女を救おうとする真の英雄の物語である。
総評
今回は「帝国の勇者 世界より少女を守りたい、と”まがいもの”は叫んだ 」を紹介しました。
読んだ感想としては、パッとしない印象と1巻の終わり方が残念でした。
まず、シンプルに物語が進むだけに、物足りない感じです。(もっと深く掘り下げても良かった)
パッとしないというのは主人公チートだと思うのですが、途中普通に負けます(めっちゃ強いのは確か)
また、バトルだけでなく隣国との戦いで内政とかもあるのかと思いきや深掘りは無いです。
そして、最初から最後までシオンを置い続けて、最後には….
—-ここからネタバレ—–
シオン(メインヒロイン)を救えません。
救えないというのは死んでしまったとかではなく、最後に一騎打ちになるのですが…
シオンの体を乗っ取っている<勇者殺し>を倒した後に、主人公がマナ枯渇をしている間に<勇者殺し>を連れ去られます。
え?あんだけ最初から最後まで置い続けて、最後にはまた連れされるの?と思いました。
そして、
「そこは倒した後は自陣に運んで、数日後に病院で目覚めて、シオンの記憶が戻っててハッピーエンドじゃないの!?」となりました。(予想していた展開)
正直、絶対に1巻で救いきれる流れだと思っていたので、本当に「なぜ?」でいっぱいになりました。
次巻発売が既に決まっているのかな?と思いましたが…
なんともスッキリしない終わり方で、個人的はそこまで待てないかなという印象です。
1巻でシオンを救った後は、隣国との戦いや敗戦国のお姫様が指導者として成長などなどの展開で良かったのでは….
それだとありきたりすぎるからやめたのか…
散々言っておいてなんですが、決して面白くないわけではないです。
ただ、ぱっとしないという感想でした。
後、個人的に作品の裏表紙(作品説明)でネタバレが激しい(絶対読んではダメ)
次に読むのにかかった時間ですが、“2時間半”でした。
専門用語<オラクル>と<マナ>の違いを途中忘れることがありました。
読みにくいことは無かったです。
最後にこの作品が売れそうかですが…
今までの文で察してください。
ラノベ読み始めの人やラノベ読むの疲れる人には良いかもしれないです。(??)
ただ、世界観やストーリーともに深い作品が好きな方は物足りないと感じるかもしれないです。
ということで、今回は「帝国の勇者 世界より少女を守りたい、と”まがいもの”は叫んだ 」を紹介しました。
決して私だけの感想で買わないということを決めないように!!
あくまで個人の意見ですので、色々な方の感想など見ると良いと思います!!
ただ、裏表紙(作品説明)でネタバレしすぎは共通意見な気はしました 笑
それでは、今回はここらへんで!!