SFゲーム

最後の展開に衝撃を受ける!!「利他的なマリー」を紹介する!!

表紙画像

みなさん、こんにちわ!!

今回はこのブログでは初となるSFゲームのジャンルです。

本屋で歩いていたら、表紙イラストと帯の「新たなダークヒロインここに誕生–この邪道は新時代の王道」という紹介を見て思わず買った作品です。

それでは実際に紹介していきますが、この作品は後半の予想だにしない展開や真実が明かされるところが面白い作品でした。なので、うまくネタバレをしないように書いたつもりなのですが、その分、わかりにくいかもしれません。

それではさっそく紹介していきます!!

利他的なマリーってどんな話??

ここカスミシティでは、若者たちは株式会社のように自分をRELEASEという市場に上場し、時価が付けられる。そのカスミシティで事件が起こる。謎のアプリ〈パノプティコン〉が若者のデバイスにインストールされ、街がバトルフィールドに一変。他人を倒しその価値を奪う争いが始まったのだ。それは言わば億単位の金が平然と動く鬼ごっこ! そんな状況に突如巻き込まれたユウスケは、危機一髪のところをクラスメイトの少女マリーに助けられる。普段は孤立し、RELEASEというシステムからも逸脱してるマリー。はたして彼女は何者なのか。その事実が明かされるとき、あなたは、もうひとつの真実を知ることになる!?(https://dengekibunko.jp/product/321809000030.html から引用)

拡張現実都市というARによって現実世界と現実でない世界が融合した都市”カスミシティ”で生活する”二宮ユウスケ”。

この都市は人それぞれの価値や将来性がリリースコインという仮想通貨で定められており、個々が自身のリリースコインの価値を上げるために日々生活している。

主人公であるユウスケは少し頭がいい程度で平凡な容姿であるため、彼自身の価値は平均以下であった。

そんな彼のクラスには“九曜マリー”という人形のように美しい少女がいた。

彼女はこの都市にいるにも関わらず、あえて自分をプロデュースせず、自身の価値を上げるような行動もせず、他者にも積極的に干渉しない生活をしていた。

ユウスケはマリーの容姿と振る舞いが気になっており、ある日一緒に帰らないか誘う。

すると、まさかのOK!

しかし2人で帰る予定が、近くにいたギャルの”如月リリカ”とユウスケの親友である”御園カナタ”も一緒に帰ることになる。

リカはバンドを組んでおり、その容姿とバンドの将来性が期待されていた。

同時にカナタもイケメンで運動神経抜群、頭もいいということもあり、彼のリリースコインの価値はユウスケの20倍以上あった。

そんな2人に嫉妬と諦めを強く感じつつ帰っていると、いつ間にかマリーと二人きりになっていた。

ユウスケが自分のことを卑下していると、何故かマリーはユウスケを“特別”だと言う。

ユウスケは訳が分からず、ヤケクソ気味にマリーに「僕が特別だと言うならーー付き合ってくれよ!」と伝えると、まさかのOK。

なんという急展開!!

その後マリーと別れ、リカとカナタと合流すると2人から、“パノプティコン”というアプリがスマホに勝手にインストールされてないか聞かれる。

それは確かにユウスケのスマホにも入っており、3人はこのアプリが何なのかを話し合う。

そして、3人同時にこのアプリを起動するということで方針が決定し、一斉に起動すると、周りの風景が完全に書き換わった。

そこは—建物の壁が崩壊し、朽ち果てた世界から拒絶されたような空間—であった。

画面ウィンドウにはリリースコインの価格が表示されており、自分ではログアウト出来ないようになっている。

とりあえず3人で周りの様子を確認しに歩いていると、剣と盾を持ったガイコツに遭遇する。

そのガイコツはこちらの存在を確認すると一直線にこちらに襲い掛かってきた!

ARモードを切り替え、現実世界を見てみると、そのガイコツは人間の動きとリンクしており、どうやら中身は人間のようだった。

しかし、明らかに襲いにきているので、ユウスケは2人を逃がすためにガイコツに相対する。

武器も何も持たないユウスケはガイコツに無残にも切り殺されそうになるが…

スケルトンの動きが停止、刃が敵を貫きスケルトンは消えていく。

そして、そこには九曜マリーがいた。

そこで明かされる“パノプティコン”というアプリの真実

“モンスターと人間の2つのグループによる鬼ごっこ”

“モンスター側は相手を倒すと、相手が保持しているリリースコインの全てを奪うことができる”

“人間側のグループは敵を倒してもリリースコインは手に入らないが、倒された相手はリリースコインを失う”

リリースコインの価値が人間の価値となる都市で彼らはマリーを含めた”唯一の人間側グループ”として動き始めるが…

彼らは敵を倒してもお金が奪えないことから、ただの”快楽殺人集団”として知られるようになる

変わっていく彼らの人間性と関係性。彼らは自身の正義を最後まで貫けるのか…

そして、パノプティコンの裏にいる悪と最近騒がれている”グルメ”という殺人鬼との戦い

最後まで読めない展開と、驚きの真実を見逃すな!!

ここが面白い!!

仮想通貨と人の価値を結び付けた作品

近年騒がれている仮想通貨を話に組み込んだ作品でした。

この作品の舞台となる都市はリリースコインという通貨が導入されており、個々人の価値や将来性をお金を指標としてみることができる。

そのため、リリースコインの価値が低い人間を不遇な目で見る人がいたり、将来性を見越して実際の仮想通貨のように収益を得ようとする人もいます。

また、仮想通貨の特徴やこの作品における仮想通貨で使われている技術の欠点や脆弱性を指摘しており、もしかして将来こんなことが起こるのではと思ってしまう作品であった。

仮想通貨を全く知らない人からしたら少しだけ勉強になる気もしました(私は一体何から目線なのどろうか)

主人公たちは唯一の人間側パーティー

この作品におけるARゲーム”パノプティコン”はモンスターと人間の2つのグループに分かれています。

そして、このゲームの大きな目的は“他プレイヤーを倒して、相手のリリースコインを奪う”ことにあります。

しかし、なんと人間側グループに関しては相手のリリースコインを奪うことはできません

では、なぜ人間側グループは存在するかというと…リリースコインのシステムを守ることにあります。

何かいい感じにまとめてますが、つまり何かというと“自己犠牲みたいなもの”だと思います(あくまで私の考えですが…)

そして、これが作品タイトルの“利他的”というものにつながってくるのですが…

人間側グループとモンスターグループで別れる“利他的”と利他的と相反する”利己的”の戦い

彼らは自分の正義を信じて戦い続けられるのでしょうか?

後半の予想できない展開

この作品では1巻の中にも多くの伏線があり、後半では最初とは全く違った展開となっていました。

“なぜマリーはユウスケと付き合ったのか?”

“グルメという殺人鬼の正体”

“マリーの目的と正体”などなど1巻だけでも盛沢山です。

私は少し内容を読み飛ばしながら読んでしまう節があるので、少し不審に思う程度でしたが、今思うと「あそこがそういえばおかしかったな」と気づきます。

実際に読む際は注意深く読んでみるのも面白いと思います。

登場キャラ

二宮ユウスケ

カスミシティに住む少し頭がいい容姿平凡な少年。

カスミシティに来る前の地元ではとても頭がいい人間であったが、カスミシティに来たことによって自分の価値や自信を失ってしまった。

一度自殺をしようとしたこともあり、「いつでも死んでやる」と考えている面がある。

この作品に深くかかわる人物であり、最後まで見逃せない存在。

九曜マリー

人形のように美しい少女であり、ユウスケの彼女になる。

ユウスケたちがパノプティコンで人間側に所属する前は1人でモンスター側と戦っている。

そのため、勉強にあてる時間が少なくあまりできない。

彼女にはいくつか秘密があり、謎に包まれている。

この秘密も書籍後半で明かされるのでぜひ読んでみてほしい。

マリー画像

利他的なマリーのイラスト担当(有坂あこ)様のtwitter

 

御園カナタ

ユウスケの親友で、マリーの信者。

長身でイケメンで勉強ができて運動神経抜群というパーフェクト人間。

ユウスケたちと人間側グループに所属し自分の正義のため、時には冷酷にモンスターを倒すことがある。(イケメンは裏がある…)

マリーとは何かしら関係がある模様…

如月リリカ

バンドをしているギャルで普通に美少女。

ユウスケたちと人間側グループに所属し、世界の正義のためと割り切って戦っている。

バンドをしているが、本当は別の音楽をしたかった。しかし、カスミシティに来たことで自分のしたい音楽をすることができずにいる。

初めてモンスターに会った時にユウスケに助けられたことで、ユウスケに気がある模様…

総評

普段はあまりゲームを題材にしたジャンルを読まないのですが、面白かったです。

といっても、スキルやレベルといった概念がなかったため、ゲーム要素が低めでした。

作品の前半に関しては正直、仮想通貨の軽い説明や舞台の設定が多く、読むのが疲れました。

読み切るのにかかった時間は“3時間程”ですが、前半の設定などの大まかな話が終わった時に休憩が必要でした…笑

なので、途中で断念してしまう人はいるかもしれません

しかし!!

とにかく後半の展開は面白かったです!!

なので、設定など読むのがつらいという人はこの記事のあらすじであったり、前半の用語を軽く押さえてから、Ⅱ章から読むといいと思いました。

というわけで、総評しますと…

この作品が売れるかは…正直わかりません 笑

売れないから面白くないというわけではなく、今回の設定はかなりわかりやすくなっていましたが、仮想通貨を全く知らない人や設定を読むのが面倒くさいと思っている人からすると、少し入り込みづらい気はしました。

私自身、複雑すぎる設定は読むのが疲れることがあるのは確かです 笑

しかし、今回は最後まで読み切ったので”この作品面白い“となったわけです!!

というわけで、「利他的なマリー」みなさんも後半の展開をぜひ見逃さず読んでください!!

それでは今回はここらへんで!!

 

ABOUT ME
okamizeno
とある地方国立大学所属の学生。小中高のお小遣いのすべてをラノベに費やし、お金が無くなった。大学進学後、お金がないため「小説家になろう」を読み漁る日々を過ごした。その経験を活かし、ラノベなどの評価や紹介をする本サイトを立ち上げた。twitterで宣伝もしているので、良かったら下のtwitterアイコンのボタンからフォローお願いします。(現在フォロワー少なくてめっちゃ寂しいです)