異世界ファンタジ

止めを刺したその後も...。ガガガ文庫新作「呪剣の姫のオーバーキル~とっくにライフは零なのに~」を紹介する!

みなさん、こんにちは!!

今回は2020年9月18日にガガガ文庫から発売された「呪剣の姫のオーバーキル~とっくにライフは零なのに~」を紹介します。

「なんだこの禍々しいタイトルは!?そして、遊戯王を若干思い出した...」

ということで、スプラッタかつ残酷な描写がされていそうな作品を今回は読んでみました。

果たして『小説家になろう』の残酷な描写に慣れた私を、焚きつけるような表現は出てくるのでしょうか?

ちなみに、この作品の著者である川岸殴魚さんは、「人生」の著者でもあるので、一体どんな作品になっているのかも気になるところです。

それではさっそく紹介していきましょう!

どんな話??

こんなあらすじ...

主人公の”テア・コルピ”は、精巧かつ聖性な作品を作る鍛冶職人。
だが、かつて王族にも納品していたほどの鍛冶の名家も、現在は没落気味。
そのため、彼は今度開かれる王の誕生日に納品する刀、その貴重な素材を求めて辺境まで来たのだが...
・道中では、オークの集団に襲われる
・肝心の素材は貴重すぎて全く手に入らない
家の期待を背負って来たはずが、全く手詰まりの状況。
そんなとき、彼の元に、酔狂伯とも呼ばれる変わり者の辺境伯が訪れて...
「テア君、呪いの武器を作ってみないか?」
今まで作ってきた魅せる武器とは真逆の、実用性重視の武器の製作を頼まれる。
テアがその理由を聞くと...
「そう君が欲しいっていう女の子がねえ、いるんだよね」
そうして現れたのは、道中テアが襲われたオークを一網打尽にした女の子。
彼女はテアの鍛冶職人としての技術を見込んで、頼んできたようだが、テアには懸念事項が...
「あの...やりすぎでは...」
彼女の戦いはオーバーキル過ぎる!?
しかし、辺境伯は100日間彼女のパートナーを続ければ、欲しかった素材をくれると言ってきて...
テアはこの契約を了承。
だが、彼女専属の鍛冶は、安全な場所で作れるわけではなく、製作場所は彼女の戦っているすぐそば!?
果たして彼は、100日間を生き延びることができるのか!?

総評

今回は「呪剣の姫のオーバーキル~とっくにライフは零なのに~」を紹介しました。

読んだ感想としては、『鍛冶職人が戦場に行くという新しさ』がありつつ、全体的にはコメディちっくな印象を受けた作品でした。

まず、『鍛冶職人が戦場に行くという新しさ』についてですが...

異世界の人気ジャンルの1つとして、生産職でも鍛冶系ジャンルがあります。

この手のジャンルは基本的に、『街の中で鍛冶をする凄腕(戦闘は皆無)』と『素材集めも自分でする凄腕鍛冶職人』があります。

もちろんどちらのジャンルも面白いですが、この作品は野戦鍛冶といって、戦いの現場で鍛冶を行います。(戦闘している場所との距離数メートルとか)

(立ち位置的には、補助魔法とか回復魔法を掛けている人みたいな感じ)

そして、主人公には戦闘技術が皆無です。

なので、仲間に守ってもらいながら戦況を打破できる武器をどんどん作って...

仲間にどんどん渡すというような、今まで無かったような鍛冶職人のジャンルとなっています。

そのため、今まで無かったような展開ーーー

例えば、その場で得た魔物の素材や、落ちていたナイフで武器を作ったり...

ブロッコリーが超強い武器になったりと、『鍛冶職人=最高の素材で最高の武器』という概念を変える、新たな面白さが感じれるジャンルだと思いました。

また、共に命を預けあっていることで、今まで以上にパートナーとの距離が近い鍛冶職人という印象を受けました。

次に、『全体的な内容』の話についてですが...

(個人的には)読んでいた感じでいうと、コメディ寄りな印象でした。

ブロッコリーの件もそうですが、登場キャラが結構コメディに出そうなキャラが多いため...

戦闘の結末がコメディちっくであったり、通常パートや戦闘パートも若干その傾向を引きずってしまっていました。(私的には)

結局、全体的にコメディ感が抜けないということを、読んでいて感じました。

なので、スプラッタかつ残酷な描写というのもこの作品のポイントかとは思いますが、どこか淡々とした印象を受けました。

というのも、作品の一個の流れとして...

ヒロインが敵をオーバーキル→主人公と他キャラが吐く→ヒロインは飄々としながら、ご飯を食おうと言う→「「食えね〜!!」」

というものがあり、残酷な描写自体もコメディの一種と感じます。

なので、もしシリアス展開を期待している人にとっては、そうでは無い作品かなと思います。

ただ、残酷な描写が苦手な人にとっては、それがある中では読みやすい部類の作品という感じです。

とりあえず、各キャラが良い味を出しているので、それだけもGOODでした。

まとめると、残酷な描写が苦手な人も読みやすいコメディ寄りな新しい鍛冶ジャンルでした。

次に読むのに掛かった時間ですが、”二時間半”でした。

時折、異世界や鍛冶職人特有の単語が出てきて、なおかつその言葉の説明がほぼ無いので、少し気になりました。

ただ、全体的にコメディっぽいので、それほど気にならず読みやすい異世界作品だと思いました。

最後に、この作品が売れそうかですが...

次巻以降も出ると思います。

というのも一巻段階では、まだラスボスを倒していないことと...

ヒロインと主人公が結ばれそうなのですが、まだなので、現状作品が完結してないと思われます。

特に、ヒロインの部族の風習で、復讐する敵を家族にならば教えて良いというものがあるのですが...

そして、序盤では主人公に復讐相手を教えてくれなかったヒロインが、一巻ラストでは、その相手を教えてくれます。。

このときは、若干濁し気味という感じもありましたが、確実に主人公へは気を許して来ているので、今後の展開に期待できます。(家族みたいな仲間という説もまだあるけど)

正直、スプラッターと言いつつ天然で可愛らしい一面もあるヒロインなので、ぜひ真面目系な主人公と結ばれて欲しいところです 笑

ということで、今回は「呪剣の姫のオーバーキル~とっくにライフは零なのに~」を紹介しました。

気になった方はぜひ読んでみてください!

それでは今回はここらへんで!!

ABOUT ME
okamizeno
とある地方国立大学所属の学生。小中高のお小遣いのすべてをラノベに費やし、お金が無くなった。大学進学後、お金がないため「小説家になろう」を読み漁る日々を過ごした。その経験を活かし、ラノベなどの評価や紹介をする本サイトを立ち上げた。twitterで宣伝もしているので、良かったら下のtwitterアイコンのボタンからフォローお願いします。(現在フォロワー少なくてめっちゃ寂しいです)