みなさん、こんにちは!!
今回は2020年2月25日にMF文庫Jから発売された「ライアー・ライアー3 嘘つき転校生は偽お嬢様のニセモノを探しています。」を紹介します。
最近では一巻目が売り切れ続出と言われているライアー・ライアーの待望の三作目です!!
キミラノさんでは『2019年新作ラノベランキング1位』にもなり、まさに話題沸騰中の作品ですよね。
実力社会の学園島で、『嘘とハッタリを使って君臨し続ける主人公の話』ですが...
作品内独自のゲームで実力者達が競い合う展開はオリジナリティもありつつ、非常に熱くもなれます!
1巻は、学園最強の『女帝』を倒してしまった主人公の、嘘の最強伝説の始まり。

2巻は、主人公の実力を疑う人物が現れ、その人物との戦いでした。



そして、待ちに待った第3巻は!
『女帝のニセモノ&更なる強敵達の登場』
です!
なんと現在主人公と協力関係にある『女帝』のニセモノが登場!
加えて、今まで登場してこなかった学区外(他校)の実力者たちとも戦いになります!
「それチート過ぎない?」みたいな人物もいるのですが、魅力的なキャラばかりなので、良い感じのライバル関係になって欲しい 笑
ちなみに、本ブログでは4・5巻の紹介もしているので、併せてぜひ読んでみてください!






それではさっそく紹介していきます!!
前回のあらすじ(ネタバレ)
あらすじ
久我崎との決闘が終わり、平穏が訪れたのも束の間。
<区内選抜戦>が始まってしまった。
区内選抜戦とは、今後開催される学外対抗戦のため選考会、いわば選抜チーム決定のための予備選考である。
このイベントの特徴として、決闘ではなく<演習>というルールがある。
これは星の数に関係なく誰にでも勝負することができ、負けても星を失うことはない。
そして、演習を受けている間は<交戦中>になり、他生徒から演習の申請は受けられない。
そう考えると、緋呂斗は交戦中状態をずっと白雪と続ければ良い思うが、演習中状態を一日続けると両者ともリタイアというルールもあった。
すなわち、緋呂斗はできる限り誰とも戦わず逃げ続け、最悪の手段として白雪と交戦中になるという方法を選ぶ必要がある。
そんな作戦を立てて、始まった区内選抜戦であったが...
「あ!いたいた。緋呂斗くん、だよね?合ってる?」
「えへへ.....ごめんね、ぶつかっちゃったぁ。」
「えへへ。ねえ、緋呂斗くん........もしかして、焦ってる?」
この学園でも有名な6つ星である"秋月乃愛"と事あるごとに遭遇。
更に、カンパニーから支給されたプログラムも乃愛には、なぜか上手く使えない?
そんな不気味な状況の中...
『申し訳ありません、ご主人様。』
なんと白雪が、乃愛に何かしらの"お願い"をされたらしく、人質に取られてしまう。
そして、秋月乃愛の策略によって、白雪と本気の演習をしなくてはならない事態に!!
しかし、そんな厳しい状況も、更紗の助言や白雪との絆によって無事乗り越える。
その時、思い通りにいかない状況に癇癪を起こした乃愛は、ずっと抱えていた緋呂斗に対する強い嫉妬が頂点に達し...
乃愛は緋呂斗とに勝負を申し込む!
だが、その勝負は明らかに乃愛の有利な状況。
というのも、乃愛は黒幕”倉橋御門”によって、違法なアビリティを所持していたのだ。
その能力は『相手の思考を読むことが出来る』というもの。
結果、緋呂斗は完全に追い込まれたように見えたが...
結局、大逆転!(どうやったかは長いので、省略。ぜひ読んで下さい)
さらに、黒幕であり乃愛を悪の道へ誘惑した倉橋御門も、公衆の前で成敗!
緋呂斗にも平穏が訪れた...と思ったが!
『更紗がっ!...あたしでも本物の更紗でもない、三人目の彩園寺更紗が現れたの!!』
現段階の設定(星について)
星には通常の星と色付きの星がある。
色付きの星は十数個あり、それぞれに特典がついている。
現段階では赤と藍と翠の色付きの星が確認されており...
赤の色付きの星を所持しているのは緋呂斗。
藍は久我崎であったが、現在は緋呂斗が決闘の結果奪った。
翠は秋月乃愛が持っていたが、現在は緋呂斗が決闘の結果奪った。
赤の星の効果はステータスに嘘を付くことが出来る、というのもので緋呂斗は7つ星であるという嘘のステータス改ざんをしている。
藍の星の効果は<✝漆黒の翼✝>という効果で、簡単に言うと中二病になれる 笑
翠の星の効果は、相手の行動を読み取れる(若干怪しい)
また、決闘で色付きの星所持者に勝つと、現在持っている通常星が色付きの星に変わる。
このとき、赤色の星が奪われると、相手に自分の嘘がバレてしまうため、緋呂斗は一敗も許されないという状況。
逆に、緋呂斗は1つ星かつ色付き星しかない状態で、色付き星持ちに勝つと、色付き星に変化する通常星がないため、無条件で星の数が増加していく。
そのため、学園始まって依頼の8つ星になるのでは?と学園長に期待されている。
重要人物
篠原緋呂斗: 偽りの7つ星で実際は1つ星(現在は3つ星)。ある人物に会うために学園島に来たらしいが、その人物は未だ謎。緋呂斗自身の能力として、表情と内心を切り離せる能力があり、イカサマに向いている。
彩園寺更紗: 彩園寺家の娘...と偽って過ごしている本名"赤羽莉奈"。つまり、1巻で彩園寺の娘と言うと、莉奈のこと。彼女自身も彩園寺の実娘と偽るために赤色の星を持っていたが、緋呂斗に奪われて焦っていた。現在は緋呂斗と嘘を共有する協力関係。(二巻の表紙の娘)
姫路白雪: カンパニーに所属し、現在は緋呂斗のメイドとして働いている。莉奈と彩園寺の実娘と昔から面識があり、仲良しだった。白雪自身も4つ星という実力があり、決闘では白雪にかなり頼っている節がある。(一巻・三巻の表紙の娘)
秋月乃愛:緋呂斗の学園の先輩。主人公の実力を疑い、不正を使って失脚させようとしたが、見事返り討ちにあった。現在は主人公に惚れていて、事あるごとにアピールしている。6つ星の実力者なので、これからもチーム戦のなどで関わりが増えそう。
3巻目のあらすじ
「はぁ...、もう、ホント最悪ね」
思わずため息をこぼすのは、緋呂斗の目の前に座る彩園寺更紗。
彼女とは、緋呂斗と更紗の嘘を守るために協力関係にある。
そんな彼女が、現在緋呂斗の目の前にいる理由は...
「もう結構な話題になってるよな...”もう一人の彩園寺”」
ーーそう。
今現在、緋呂斗と更紗を悩ましているのは、彩園寺更紗を名乗るニセモノの存在。
ニセモノはあろうことか、動画配信サイトにて、どうみても彩園寺更紗と瓜二つの外見で...
『冗談でしょ。偽物は今<女帝>を名乗ってるあっちの方よ』
と煽り、”私は現在の彩園寺更紗にアカウントを奪われたーー”と主張している。
そして、今日。
彼女の生配信が予定されているため、こうして二人で集まっているわけだ。
緋呂斗と更紗が軽く作戦を立てつつ、時刻は生放送予定時刻となる。
すると...
『ーーごきげんよう、彩園寺更紗よ』
画面内には、同一人物にしか見えない更紗が目を向けている。
彼女は少しの間、本物の更紗に向けた挑発を交えてから、本題へと移る。
『私と決闘をしましょう?』
『私と貴方、一体どっちが本物の”彩園寺更紗”なのか。それを決めるために、一回限りの<決闘>をするの』
ニセモノはそこから<決闘>の舞台を『五月期交流戦』と指定する。
(五月期交流戦は島の全学区から選抜メンバーが参加する大規模決闘。行ってしまえば、学校対抗戦みたいなイメージ)
ここまでは大方二人の予想通りの展開。
しかし...
『勝利条件としては...そうね。順当に行くなら”総合順位が高かった方”とか”直接対決で勝った方”というのが分かりやすいのだけれどーー』
『ーー今回は、少し捻って”篠原緋呂斗を倒せた方が勝ち”というのはどうかしら?』
「...えっ?」
突然話を振られ、戸惑う緋呂斗。
それからも彼女の話は続き、まとめると...
・五月期交流戦で篠原緋呂斗を倒したほうが勝ち
・篠原緋呂斗の単独勝利の場合は、処遇は緋呂斗に任せる
・篠原緋呂斗が二人のどちらか以外に負けても、ニセモノの勝ち(モブに負ける雑魚なら、それに負ける『女帝』も必然的に雑魚になるから)
という条件で、内容が決定してしまう。
予想外の展開に、戸惑う二人。
恐らく、前回の秋月乃愛を差し向けた黒幕も裏にいると二人は予想する。
それでも、緋呂斗が負けることは嘘の露見につながる危険な問題のため、お互いを高め合うのだった。
ーーー数日後ーーー
緋呂斗は会議室に向かっていた。
というのも、五月期交流戦はチーム戦であり、同じチームとなる乃愛以外の六つ星二人と顔を合わせる必要があったのだ。
その二人というのが...
”榎本進司”ーー生徒会長であり、瞬間記憶力を持つ天才。模試でもぶっちぎりの一番。
”浅宮七瀬”ーー運動神経抜群で、手先も器用。動体視力と反射神経も良く、大体の音ゲーは所見で最高難易度もクリアできる。
さすが六つ星という圧倒的なスペックの二人。
そんな頼りがいのある二人の話がここで終われば良いのだが...
『ーーねえ、ねえってば進司!聞いてる!?聞ーこーえーてーる!?』
『いいや、隣のバカが騒がしくて僕には何も聞こえない』
『騒がしいのは進司のせいじゃん!てかそこ!そこウチの席なんだけど!』
『それは何を根拠に言っているんだ?席などどこでもいいだろう?』
「「「...」」」
部屋から聞こえる刺々しい会話。
そう、何と二人は恐ろしいほどにお互いの相性が悪い存在だったのだ。
ちょうど一緒に会話室に向かっていた乃愛に話を聞くと...
どうやら二人は幼馴染の腐れ縁なのだが、いつも喧嘩ばかりしているらしい。
そして、二人してお互いに対する弱体化効果をMAXで持っているようで、去年も二人が足を引っ張りあったために散々な結果だったようだ。
そんな、現在でもニセモノの彩園寺更紗という問題がいるのに、更なる不安要素を抱えてしまった緋呂斗。
お互いの自己紹介をし、榎本先輩が何とも疑り深い視線を向けてくる中...
波乱に満ちた五月期交流戦がとうとうスタートする。
良い出だしとはいかないが、学園のためにも決闘を続ける緋呂斗達。
そんな彼らに迫る敵はニセモノだけではなく...
以前、緋呂斗と対戦し、危機的状況まで追い詰められた久我埼晴嵐。
<一撃一殺>という特定条件下で、他プレイヤーを一撃で葬り去るアビリティを持つ少女”枢木千梨”。
好戦的な性格で、何でもアリを信条とし、<絶対君主>の異名を持つ”霧谷凍夜”。
など、要注意な人物ばかり!!
果たして、緋呂斗達は最後まで決闘に勝ち続けることが出来るのか!?
「いっぱいいっぱい楽しんでーーううん、引っ掻き回してあげるんだから!」
ニセモノの正体とは!?実力とは!?
『ここから先はーーー...逆転の時間だ』
全てを騙す快進撃の幕が開く!!
総評
今回は「ライアー・ライアー3 嘘つき転校生は偽お嬢様のニセモノを探しています。」を紹介しました。
読んだ感想としては、相変わらず主人公のチート具合が光っていました(後、白雪ちゃんが可愛すぎる 笑)
確かに日常的な部分ではイカサマという手助けも必要ですが、勝負の時は普通に主人公の閃きや作戦がチートすぎる...
なぜ、最初一つ星だったのか 笑
また、内容的には、三巻自体は四巻への導入と準備段階だったので、これから盛り上がっていく!という感じです。
主人公チームが現在ピンチの状況なので、主人公が逆転のための布石を打っている段階ですね。
状況的に、「どうやって逆転するの?」という感じなので、非常に次巻が気になります!
それもあってか、二ヶ月連続刊行なのだと思いました。
特に、三巻〜四巻?にかけての内容は、今後戦うであろうライバルの存在と黒幕の新たな刺客なので、盛りだくさんでした。
なので、変にコンパクトにするよりも丁寧で良かった印象です。
ただ、少し物悲しくはありましたが... 笑
早く次が読みたいですね。
後、少し思ったのですが...
二巻で登場した黒幕が結構小物感あったので...
本当はもっとデカめの黒幕がいるのでは?と睨んでいます(特にそういうフラグは無いが)
ちなみに、前回の記事の予想は外れていました(予想:3巻目あたりで主人公の嘘を知る別の存在が出てくる)
予想を裏切るという部分でも読んでいて楽しいことの一つではありますよね 笑
次に読むのに掛かった時間ですが、”2時間半”でした。
二巻よりも文量少なめでした。
特に文句は無いですね 笑
ということで、今回は「ライアー・ライアー3 嘘つき転校生は偽お嬢様のニセモノを探しています。」を紹介しました。
次巻の逆転が待ち遠し過ぎます(早く25日にならないだろうか...)
気になった方は、ぜひ追って読んで見て下さい!!
それでは今回はここらへんで!!


