みなさん、こんにちは!!
今回は2019年10月18日にガガガ文庫から発売された「コワモテの巨人くんはフラグだけはたてるんです。」を紹介します。
この作品は小説家になろうにて投稿されている作品で、作者さんはあの「金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~」の十本スイさんです。
ちなみに、私は「金色の文字使い」は読んだことがあったのですが、本作の方はなろうで読んだことが無かったので、書籍となろうの比較とかはしないです。
そして、書籍のみを読んだ感想としては続きが気になる!という作品でした。
今からなろうで続きを読もうかなと思います 笑
それではなぜそう思ったのかも含めて、紹介していきます!!
どんな話??
短く言えばこんなあらすじ...
主人公はコワモテで巨人。
結果、その容姿が理由で学校では悪い意味で目立っていた。
しかし、そんな彼にも学校で話しかけてくれる人もおり...
一人が文武両道・才色兼備な生徒会長。
二人目がクラスメイトで引っ込み思案な女の子。
最後が...
「ハッホー巨人くん!」
今をときめくアイドル声優の一人!?
そんな彼女たちと無自覚にフラグを立てていく主人公のお話。
詳しいあらすじ
主人公の"不々動悟老"は三白眼で目つきが鋭く、額には傷跡がある。
そして、身長は2mを超えているということもあり、学校では悪い意味で目立つ存在であった。
そんな彼も高校2年生になり、後輩という存在が出来る年であるはずなのだが...
「おい見ろよ、何かすっげえ怖い奴が呪文みたいなもん唱えて坂道を上がってくるぞ!」
「マジかよ。何だよあの図体にあの眼ぇっ、怖ぇぇぇ!」
新入生たちはざわついていた。
ただ、鼻歌をしながら自転車通学していただけで...
しかし、悟老はその無自覚さから自分が噂されているとは思わず、そのまま登校。
学校に到着し、駐輪場に着いたところで...
「ーーあら、不々動くんじゃない」
不意に声を掛けられる。
そこにはこの学校の生徒会長であり、文武両道・才色兼備という完璧少女”多華町紗依”が立っていた。
彼女は学校内で悟老に声を掛ける数少ない存在であり、悟老の秘密を知っている人物であった。
それが...
「さあ、あなたが書いた例の小説の続き、つべこべ言わず渡しなさい」
そう、彼女の言う通り、悟老はWEB小説投稿サイトで小説を書いていた。
そして、多華町会長は悟老の小説の大ファンであり、ある時に悟老が書いていることが発覚して以降、今回のように続きを要求してくるようになった。
しかし、投稿は今日の午後七時の予定。
加えて、巨人と生徒会長が会話しているという有り得ない光景から、周りもざわつき始まる。
悟老は何とか多華町会長をなだめることに成功し、新学期早々の教室に行くことにした。
教室に着くと、案の定周りから視線を浴びるが、そのまま一番後の席につく。
まだ先生も来ていないので、ラノベを読んでいると、再び周囲がざわつき始める。
悟老はまた自分のことかと目線を周囲に向けると、彼らは教室に入ってきた一人の少女を見つめていた。
「ハッホー、また一年よろ〜」
その少女は”桃ノ森ももり”と言い、外見はギャルだが、ルックスと放つオーラ・心地よい声から男女ともに人気の有名人であった。
そんな彼女が同じクラス!ということで色めきだっていたわけだが、何故かギャルさんが悟老の方に近付いてきて...
「ねぇ、あなたが噂の巨人くんだよね?」
「え?」
声を掛けられる。
そして、「ねぇ、立ってみてくれる?」と言われ、立ってみせたり、周囲を巻き込んで騒いでいるのを見て、悟老は...
「あの、もういいですか?」
「へ?」
「いや、ですからもう座っていいですか?本の続きが読みたいので」
と尋ねると、ギャルさんは衝撃を受けたかのような顔をする。
そして、
「....ね、ねぇ、アタシのこと知ってるでしょ?」
「いえ、知りませんが....」
「「「「はい?」」」
それは、今をときめくアイドル声優である”桃ノ森ももり”にとって衝撃の一言であり、悟老を意識するのには十分過ぎるものであった。
しかし、そんなことは露知らず、再度読書を再開し、先生が来たことでホームルームとなった。
と言っても、本日は新学期ということで授業はなく、クラスの役職決めのみ...
悟老は去年と同様に飼育委員になるが...
「おい、まさか動物を食う気じゃ...」
「あの見た目で飼育委員とかギャップ酷え」
散々な言われように内心では落ち込んでいると...
「じゃあ女子の飼育委員だけどぉ……」
「あ、あの……」
手を上げたのは、”繭原糸那”という物静かそうな少女であった。
そして、彼女を見た悟老はどこかで彼女に会ったような感覚に陥ったが、ハッキリと思い出せない。
悟郎が考えながら繭原さんを見つめていると、不意に彼女と目が合い、彼女は慌てたように目を伏せてしまった。
特に理由もわからず、今日の授業は終了し、帰ろうとすると...
「あ、あの...」
繭原さんに声を掛けられる。
そして、何やらブツブツ言っている繭原さんに近づくと...
「っ…………私…………ご、ごめんなさいっ!」
背を向けて去っていってしまった。
そんな意味深な態度を取る繭原さんを見送り、途中で生徒会長に捕まりつつも悟郎の新学期初日は終了する。
そして次の日から悟郎の新たな一年が始まるわけだが...
「多華町先輩は綺麗で魅力的ですから...」
「やはり、笑っている顔の方が素敵です」
「僕なんかからすれば尊敬に値する人です。」
無自覚で素直な発言で、どんどんヒロイン三人とフラグを立てていく!?
しかし、自己評価の低すぎる彼は三人の反応を見ても全く気づく様子がない!?
それは彼の過去のある一件、一生忘れることのないあの出来事が原因で....
果たして彼の過去とは!?
ヒロイン三人との関係性とは!?
これはコワモテ巨人な主人公と、そんな彼の無自覚天然発言にフラグを立てられるヒロイン三人が送る、過去を乗り越えて今を生きようとするラブコメディである。
総評
今回は「コワモテの巨人くんはフラグだけはたてるんです。」を紹介しました。
読んだ感想としては、一巻ではまだわからないかな...という感じです。
というのも、一巻はまだヒロイン三人が同じラインに立った!ぐらいであり、そこまで進行が無かったかなという印象です。
一巻が終わってから、ようやくスタート!という感じなので、これからヒロイン三人がどう関わっていくかが注目です。
そして、それを今から小説家になろうで読もうかなと思っています。
正直続きが気になります 笑
また、話の展開については、正直気づくべきポイントは多かったはずですが、私が予想できない展開となりました 笑
これはあるヒロインが、「幼い頃にある街の公園で出会っていた」という展開になったのですが...
正直全く想像と違う方向に行きました。
個人的にはラブコメでは稀なケースだったので、面白かったですし、これもまた今後が気になる要素となりました。
ただ、その展開があったために一巻段階では、あまり恋愛面では明確な進行が少なかったのかなと思いました。
また、主人公が小説(ラノベ)を書いているという設定があり、実はヒロイン三人も小説という部分で結び付いている箇所が多いです。
まず会長は主人公のファン、繭原さん(クラスメイト)はラノベ好き、ギャルさんは人気声優。
そう考えると、今後は作品を作るという部分も多めに入れてくるという傾向になるのでしょうか?....(後でなろうで確認しよう)
ただ、現状ではまだ作品作りという部分では薄めなので、その路線で行くには長続きしないと弱そう...(さくら荘とか巻が続いてからそういう傾向になった)
はい....
次に読むのにかかった時間ですが、”三時間”でした。
最近は異世界ファンタジーが多かったので、読み疲れた印象です。
主人公がずっと敬語だったのが、読んでいて若干気になりました。
最後にこの作品が売れそうかですが...
売れると思います。
話の内容は面白いですし、イラストも可愛いです。
何というか、学園ラブコメにありそうなイラストという感じです 笑
気になる点としては、現状なろうで公開されているのは2〜3巻分なので、今後の投稿頻度や出版の頻度が重要となると思います。
逆にコンスタントに3〜4ヶ月ペースで出版し続ければ、人気作品となると思います。
若干作品の進行速度が気になる部分ではありますが...
ということで、今回は「コワモテの巨人くんはフラグだけはたてるんです。」を紹介しました。
気になる方はぜひ読んで見て下さい!!
それでは今回はここらへんで!!