異世界ファンタジ

MF文庫J新作「勇者の棺桶、誰が運ぶの? ポンコツ娘は救われ待ち」を紹介する!

みなさん、こんにちは!!

今回は2020年9月20日にMF文庫Jから発売された「勇者の棺桶、誰が運ぶの? ポンコツ娘は救われ待ち」を紹介します。

『笑えて泣けて元気なれる』

そんな王道な作品を目指したのが、この作品のようですが...

『勇者の棺桶』というなんともコメディが強そうな言葉が、まず目立ちます。

果たして、そんな『笑えて泣けて元気になれる』作品なのでしょうか!?

さっそく紹介してきましょう!

どんな話??

こんなあらすじ...

治癒魔法が突然世界から消え、五年が経った。
人々は気軽に治療ができず、冒険稼業はピンチを迎えていた。
そこで登場したのが、遭難した冒険者などを救出するレスキューギルド。
隊員の一人であるレスクの今日の任務は
「……ばたんきゅ~」
えっと、ダンジョンで弱小モンスターにやられた勇者の搬出?
世界を救う勇者だけは特別で、死んでも棺桶に姿を変える。
教会で祈りを受けることで復活できるが……肝心の棺桶は誰かに運んでもらう必要があるのだ!
今週17回目の棺桶になった勇者を何とか救いだしたレスクは、隊員として今日も街の平和を守るために「ばたんきゅ~」
……おっと、この話をしている間にもまた勇者が倒れたようだね。

(https://mfbunkoj.jp/product/yuusyanokanoke/322006000794.htmlより引用)

総評

今回は「勇者の棺桶、誰が運ぶの? ポンコツ娘は救われ待ち」を紹介しました。

読んだ感想としては、コメディとあらすじ共にテンプレ感満載で、特に『笑えて泣けて元気になれる』作品という感じはありませんでした。

まず、この作品の『コメディ要素』について話しますと...

『勇者が死にそうになると棺桶になる』という設定は、この作品の1つの差別化出来る点笑うポイントの1つでした(だったはずでした)

そして、勇者は棺桶になる(すなわち、死ぬ)ことが多く、一週間で18回も死んでおり、これが一個目の笑い&ツッコミでした。

なので、序盤読んでいるときは、各章ごとに『勇者しょうもない理由で棺桶』→『主人公救助&ツッコミ』という感じで進んでいけば(少し)面白そうだなと思っていましたが...

『勇者の死ぬ理由は普通のときが多い』&『勇者が作品全体を通じてそこまで棺桶にならない』

という、メインのコメディ部分が薄いなと感じました。

また、これを『ラブコメディ』という部分で考えても...

いわゆるラッキースケベや恋愛部分のテンプレが(コメディも含め)、「これどっかで見たことあるな」という展開だけなので、特に目新しい部分はありませんでした。

まとめると、『笑い』という部分はそこまで比重を置いていない作品なのかなと感じました。

次に作品のあらすじに関してですが...

この作品のタイトル「勇者の棺桶、誰が運ぶの? ポンコツ娘は救われ待ち」にもあるように、主人公(レスキュー)の仕事は、勇者の救助が主かな?と最初は思っていました。

しかし、実際は、冒険者の救助もしますし、猫の捜索もする、いわゆる何でも屋みたいな仕事。

そのため、様々な仕事をやる分、作品内の展開が飛び飛びで、付いていけない場面がほとんどでした。

また、ラストの展開の、『街の危機』→『解決して感動展開』という部分に関しても...

なぜか直前まで、コメディちっくな会話が異様に目立っており、「え?緊急事態なのに、そんなに楽観的でいいの?」という感じでした。

ちなみに、いわゆる戦争とかの作品の、先輩兵士が後輩兵士たちを和ませる的な会話ではなく、普通のボケ&ツッコミ...

笑わせたいのか、緊張感を持たせたいのか、分からない感じがしました。

加えて、前述した「作品内の展開が飛び飛び」という部分にもある通り...

『泣ける』?展開に関してもコメディから急に遷移するので、やはり笑わせたいのか、泣かせたいのかも分からない作品でした。

また、話は変わって、作品内の『冒険者』の立ち位置で気になった点があったのですが...

そもそも冒険者は『命をかける職』なのに、救助隊って...。

この作品の冒険者は、随分と甘ったれた存在だなと読んでいて思いました。

特に作品内では、一組の冒険者を助けるくだりがあるのですが...

この冒険者達は、かつてクエストに失敗し、レスキューを読んだところ、「下級冒険者だから」という理由で、レスキューが来なかったという経緯がありました。

そのため、今回のレスキューでは、あえて高ランク冒険者だと偽って、助けを乞うことで、確実に主人公達を来させるという(ほぼ詐欺)をしていました。

これに対し、主人公は好青年のため、もちろん助けて上げるのですが...

助けられた冒険者の態度は、なぜか主人公に対し敵対的。

冒険者は、レスキューは高ランクしか助けない、という偏見を持っていたのもありますが、そもそもの話。

「冒険者って遭難したり危機に陥ることが自己責任な仕事でしょ?」というのが、他のファンタジー作品を読んでいた自分としての本心です。

確かに、治癒魔法が使えないという作品内の設定もありますが、ポーション(回復アイテム)は普通にあります。

なのに、遭難2回目&レスキューされといて悪態ばかり...という冒険者が、好きになれない以前に、ファンタジー世界の冒険者という設定の矛盾を感じました。

なので、結局何が言いたいかというと...

この作品内の冒険者って、結局何が仕事なの?(自己責任はどこまで?)という部分が、めっちゃ気になりました。

正直、レスキュー=冒険者で良かった気がしました。

以上の点から、この作品をまとめると...

特に『笑い』と『感動』は無く、展開が飛び飛び過ぎて理解しにくい作品でした。

次に読むのに掛かった時間は、”2時間”でした。

読みやすい以前に、展開の遷移が早く、よくわからない作品という感じでした。

最後にこの作品が売れそうかですが...

難しいと思います。

(私は次巻は買わないかな)

作品自体の最終目的も、この巻では分からなかったので、今後の展開も現状はフワッとしたままでした。

ということで、今回は「勇者の棺桶、誰が運ぶの? ポンコツ娘は救われ待ち」を紹介しました。

「他の方のレビューも読みましょう!!」

感想は人それぞれなので。

それでは今回はここらへんで!!

ABOUT ME
okamizeno
とある地方国立大学所属の学生。小中高のお小遣いのすべてをラノベに費やし、お金が無くなった。大学進学後、お金がないため「小説家になろう」を読み漁る日々を過ごした。その経験を活かし、ラノベなどの評価や紹介をする本サイトを立ち上げた。twitterで宣伝もしているので、良かったら下のtwitterアイコンのボタンからフォローお願いします。(現在フォロワー少なくてめっちゃ寂しいです)