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私的オススメ!!平成最後を締めくくる伝奇。ガガガ文庫新作「路地裏に怪物はもういない」を紹介する!!

みなさこんにちは!!

今回はガガガ文庫から2019年4月18日に発売された「路地裏に怪物はもういない」を紹介していきます!!

正直言うと、伝奇というジャンルという不思議系なジャンルを読んだことがなかったのですが、とても面白かったです。

内容的にはアニメしか見たことないニワカなのですが、「物語シリーズ」のような感じでした。

ただ、作品を知っている方はわかるかもしれませんが、何分内容と面白さの説明がしずらい 笑

ただ、確実に物語シリーズが好きな方は楽しんで読めるとまずは申しておきます。

それではさっそく紹介していきましょう!!!

どんな話??

誰もが簡単に未知を暴ける時代。路地裏の暗闇は駆逐され、幻想の余地はなくなり、怪異は姿を消して久しい。そんな現代社会で起きる不可思議な現象―乖異。己が空想こそが真の現実だと主張し、世界すら塗り換えようとする超常の力。乖異に導かれ集ったのは三人。絶えた怪異を殺す少女、空想を終わらせる男、そして世界に残された最後の怪異である少年。「死者のいない」猟奇事件に端を発した一連の流れに「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異と関わっていく。平成最後の夏、最後の幻想がはじまる。
(ラノベ裏面から引用)

夏至の日に世界で最後の怪異として発生した少年夏野幽なつのゆう“。

彼には同種の仲間もなく、無双できる力もなく何者にもなれなかった。

また、生まれてすぐにこの平成の夏が終われば自分は消滅すると悟っていた。

彼は怪異として生まれた意味、何のために生まれたのか?、何をすべきなのか?を知るため夜をさまよっていた。

その中で、スマホなどのメディアを通じて情報を得ることができる時代では怪異という存在はこの世界で自分だけであることを知る。

そんなとき、自分の目の前に黒衣を羽織った謎の人物が現れたかと思うと、襲撃に会い惨殺されてしまう…

—時は少し流れ—

幽は怪異であったことで体が再生し、一命をとりとめていた。

彼は現在、<空想を終わらせる男>”左右流さゆうながれ“と<絶えた怪異を殺す少女>”神座椿姫かむくらつばき“と共同生活をしていた。

彼らとは乖異事件を共に担当しており、これまでにもいくつかの事件を解決していた。

そもそも、怪異と乖異の違いが何かという話なのだが、前者の怪異は人の畏れに根付き、発生源も人ではない。

現在の怪異が幽だけであるのは人の畏れ、すなわち未知の恐怖や正体不明もメディアを通じて簡単に暴けるようになったからである。

そのため、幽は最後の幻想と呼ばれている

逆に乖異は人から起こす空想であり、幻想に消えた怪異とは別である。

人の妄信や恨み、いわば人の心からの叫びが現れたもの、それが乖異である。

そして、幽たち3人はそんな乖異発症者に彼らの妄想空想は現実の延長だと理解させ、乖異を祓う行為”解医”を行っている。

ある日、幽達のもとにとある依頼が舞い込む。

それは、吸血鬼のお茶会という吸血鬼を夢想し、憧憬し、恋慕する少女たちが集まり交流する場で、行方不明者が出たという内容だった。

彼らは依頼を受け、さっそく吸血鬼のお茶会が行われる会場に向かったが…

参加者は少女である必要があるため、幽は女装し、椿姫と共に会場に潜入する。(流はおじさんのため参加できなかった…)

椿姫は怪異を殺すことを代々している家系に生まれたこともあり、乖異事件の戦闘面で特殊な力を持った乖異と互角以上に戦うことができる。

幽は再生能力が高く、切断されるぐらいでは死なないことに加え、乖異がもたらす”違和感”に気づくことができるため、いち早く乖異の起こす異変や正体がわかる。

そもそも、乖異の起こす違和感は通常の人はそれが異常だと感知ができない。

彼らは会場である洋館に潜入し、幽は違和感に気づき始める。

そもそも、洋館のある場所がビルの立ち並ぶ都会のど真ん中の時点でおかしい…

そして、幽以外誰もそれを不思議がっていないことも…

その後も調査を続けていき、幽は参加者のある人物が乖異となった吸血鬼であることを見つける。

幽はその人物に解医を施そうとするが、彼女は自身を吸血鬼と思いこんでおり、幽は逆に殺されそうになる(おそらく再生能力的に死なないが)

そんな彼のピンチに椿姫が登場!!

彼女は吸血鬼を上回る戦闘技術で吸血鬼を抑えることに成功する。

そして、彼女から吸血鬼となろうとした真実を知る。

その中で聞かされる黒幕の正体!!

黒幕はなんとあの夜に幽を惨殺した人物と同じく黒衣をきていたという…

そして、新たな来た依頼を解決していく中で、やはり関わってくる黒幕の存在…

黒幕は自身を真祖の吸血鬼と名乗っていたと言う。

果たして、その人物の正体とは!?目的とは!?

これは最後の幻想として生まれた幽が幻想が失われた現代社会で人々に巣食う乖異という現象を解決していく物語である。

ここが面白い!!

乖異事件の依頼と解決

1巻では3件ほどの乖異事件の解決をします。(正確には4)

依頼の解決は調査を主に幽が行い、戦闘は椿姫、そして、総まとめ役っぽいポジションを流が担当しています。

乖異症状者の目途は結構すぐに気づきますが、やはり乖異という不思議要素が混じると物語がミステリアスな感じになって面白いです。

人々の妄想や恨み、願いが現実に発現することが乖異で、確かに現実世界には悪影響を及ぼす要因となっています。

しかし、乖異発症者の叫びなどを幽達が触れていく中で一概に否定できない感情だなと感じてしまいます。

幽は生まれて間もないというか怪異である分、その手の感情に対する知識はあるが、その感情に疎かったり流されやすかったりします。

同様に椿姫も怪異を殺す家系として幼い頃から訓練をしてきた影響で、一般的な感情とは違っています。

対して、流はその手の感情を知りつつも依頼のために、解医をすることに手段を選ばない一面があります。

その中で、幽が流のやり方に疑問をもったり、椿姫は乖異発症者や怪異である幽と接したりする中で感情に変化が生まれてきます。

怪異と乖異に触れる中で幽と椿姫が成長していく姿も見どころの1つです。

徐々に解明されていく黒幕の正体

乖異事件を解決していく中で、ほとんどの事件で黒幕が関わってきます。

その黒幕は幽がまだ夜にさまよっていたころに幽のことを襲撃した人物と共通の特徴がありました。

黒幕は自分のことを真祖の吸血鬼と名乗っており、幽はもしかしたら怪異は自分だけではないのではと思い始め、真祖の吸血鬼の正体を探り始めます。

そして、作品後半では実際に黒幕と相対します。

果たして、黒幕の正体とは…

登場キャラ

夏野幽なつのゆう

本作の主人公。

この世界で最後の怪異であり、人の形をとっている。

性格は明るく能天気だが、頑固な面もある。

平成最後の夏が終われば消滅する。

自分の生まれたわけを探しており、現在は乖異祓いの手伝いをしている。

神座椿姫かむくらつばき

怪異殺しの家に生まれた少女。

感情が表に出にくい。

戦闘技術では特殊能力を持つ乖異より圧倒的に高い。

そもそも怪異殺しの家ということで、幽が対象になりそうだが、幽の性格や怪異らしからぬ人間っぽい態度から殺せずにいる。

抹茶アイスが好き。

左右流さゆうながれ

表向きはカウンセラー、裏は祓い屋の30歳ぐらいのおじさん。

代々、怪異などに関わっている左右家の養子であるため、現在は祓い屋をしている。

幽や椿姫と違い特殊能力はないので、力や運動能力は人並み。

そのため、人一倍怪異、乖異を怖がっており、「あぁ、嫌だ嫌だ嫌だ」が口癖。

しかし、どこか雰囲気とかかが胡散臭い

総評

今回は「路地裏に怪物はもういない」を紹介しました。

あらすじの説明が難しく、分かりにくいと思います。すみません

それは置いといて…

この作品を読んだ感想としては“面白かった”です

最初にも言いましたが、”かいい”の設定などが物語シリーズっぽかたです。

なので、物語シリーズが好きな方にはお勧めです。(流というキャラが忍野メメっぽい)

逆に、こういった世界観の話を読んだことがない方も読んでみてほしいです。

最近は異世界ファンタジーなど、悪い言い方をすればストレスフリーで何も考えずに読める作品が多い中で、現代社会で人の感情が生み出す得体のしれない何かを表現したこの作品は読みごたえもありますし、しっかりと考えながら読める作品でした。

私は正直いうと、こういう世界観の作品をラノベや小説家になろうでも食わず嫌いしていたので、とても新鮮でしたしとにかく面白かったです。

また、文章や言葉選びが作品にマッチしており、引き込まれました。

ということで、読んだ時間なのですが“4時間半”かかりました。

結構時間かかりましたね。読みごたえがあると前述したように、やはり心情やその変化を書いている作品の分、文量が多く注意して読む必要がありました。

なので、読むのは疲れるかもしれません 笑

逆にいうと、それだけ値段以上に価値があったと思いました。

最後にこの作品が売れそうかについてですが…

売れてほしいです 笑

先ほども申したのですが、この手の作品を読んだことがないのでわからないのが正直なところです。

また、「そういえば主人公は平成の夏が終われば消滅するってあったような?」と思う方もいると思いますが、安心して下さい。

ネタバレになりそうなので、詳細は語りませんが、次巻は大丈夫です。

という感じで、今回は「路地裏に怪物はもういない」を紹介しました。

気になった方はぜひ買って読んでみてください。

それでは今回はここらへんで!!

 

ABOUT ME
okamizeno
とある地方国立大学所属の学生。小中高のお小遣いのすべてをラノベに費やし、お金が無くなった。大学進学後、お金がないため「小説家になろう」を読み漁る日々を過ごした。その経験を活かし、ラノベなどの評価や紹介をする本サイトを立ち上げた。twitterで宣伝もしているので、良かったら下のtwitterアイコンのボタンからフォローお願いします。(現在フォロワー少なくてめっちゃ寂しいです)