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チート転生者を最弱魔王が倒す!?スニーカー文庫新作「異世界転生アンチテーゼ」を紹介する!!

みなさん、こんにちは!!

今回は2019年7月1日にスニーカー文庫から発売された「異世界転生アンチテーゼ」を紹介します。

チート転生者目線の話が多い昨今ですが、この作品は…

魔王がチート転生者を倒す話です。

テンプレのような転生者やら勇者がやって来て、さくっと倒したら次の転生者へという感じで、

サクサク読めて、爽快感のある作品でした。

そして、転生者ってやっぱり脳内お花畑だなと感じる作品です 笑

それではさっそく紹介していきます !!

どんな話??

短く言えばこんなあらすじ…

魔界初の人間の魔王である主人公に元には転生者や勇者や剣聖がやってくる。
普通は転生者が来るのは嫌だと思うはずだが、この魔王は何か違う…
むしろ自身に挑戦し得る転生者を追い求めている。
そして、今日もようやっと魔王への挑戦者がやってきた!!
音声や映像の録画準備はばっちり。
魔王が待ち望む転生者の最後の一幕を!!

詳しいあらすじ

元日本人で転生者の主人公は魔界初の人間の魔王。

今日も彼の元には魔王討伐を夢見ている挑戦者がやってきた。

「勇者来ているらしいですよ、魔王様」

伝えてきたのは魔王の側近の“セレス”

しかし、そんな一大事な情報を聞いてもやる気がでない魔王

そんな彼のも元に魔王軍四天王”テオ”がやってきて…

「あいつずるいんだぞ!!また<ちーと>されて殺されたんだっ!!」

「流石だ、テオ。よく伝えてくれた」

<ちーと>という単語を聞いて、ただの勇者出ないことが確定し、やる気が出た魔王。

そう、彼は”チート転生者”が大好きなのである。

「漸く来たなぁ、おい。待っていた甲斐があったってもんよ」

音声はばっちり、映像もクリア。

魔王が待ち望んでいた『転生者』の最後の最期の一幕を。

—視点変更—

「皆、準備は良いか?」

俺たちは漸く魔王の間にたどりついた。

最初は魔王討伐なんて乗り気じゃなかったけど、多くの人たちと出会う中で本気で世界を救いたいと思うようになった。

そして、物語の最終局面。

俺は共に旅をしてきた彼女達3人と共に魔王の間に入った。しかし…

「何で…..ここに人間がいるんだよ…?」

そこにいたのはまさかの人間!?

そして、その人間から

「お前、転生者だろ?」

予想外の展開に、思わず肯定してしまう。

しかし、相手は魔王。躊躇していては勇者になんてなれない。

俺は彼に勝負の宣言をして….

「『東を向いている指南人形』」

魔王から放たれた一言で、俺達の旅は終わりを迎えた。

—視点戻る—

魔王はステータス的には最弱であるが、だからこそ、勝てるのが彼の能力である。

『東を向いている指南人形』

能力は自らにかかる絶対的な事を反転させること

今回の転生者は確かにチート転生者で最強だった。

しかし、最強であり通常では絶対に魔王が勝てないからこそ、チート転生者は絶対に魔王に勝てないのである。

今日も魔王は転生者の来訪を待つと思いきや…

魔王の仕事は転生者を倒すだけではない…

転生者の存在によって魔族に出た被害の報告書や、雇用先枯渇問題。

大量の書類仕事の山に魔王は…

「もう魔王辞めたいんだけど」

愚痴をこぼす。

といっても簡単に辞めれることでもないので、魔王はセレスと一緒に息抜きも兼ねて人間の街の調査に向かうことに!!

さっそく馴染みのギルドに向かうと、そこで魔王にとって耳寄りな情報が!?

曰く、ふらっと現れた少年が魔力水晶を壊してギルマスに呼ばれたとか

曰く、山の強大な魔物が忽然と姿を消したとか

曰く、未だにその少年の正体は謎のままとか

魔王はこの情報を聞き、転生者の存在に思いを馳せる。

そして…

「ランベルト地方に新しいダンジョン造って、そこに住もうと思うんだけど」

突然の魔王の発言に驚く周囲。しかし、魔王の思惑はちゃんとあり…

雇用先に困った魔族達の援助と、ダンジョンにやってきた転生者を釣れるという2点。

さっそく、ダンジョンを造り最終奥でのんびりと過ごす魔王一行。

そんな彼らの元に朗報が!!

それは人間の街で聞いた少年の噂と共通する冒険者。

作戦が予想以上にうまく行き、盛り上がる魔王一行。

そんな彼らのもとに向かうのは、かつて神に最も近い人間と言われた剣聖が転生した少年…

果たして、魔王は無事に転生者に会うことができるのか!?

そして、魔王のもとに続々とやってくる転生者。

ゲーム内チートキャラに転生した半魔族の社畜

かつて異世界で魔術王と呼ばれた青年

そんな最強チート転生者たちが魔王の元に!!??

これはチート転生者大好きな元転生者の魔王が送る、転生者としてのあり方にアンチテーゼを突きつける悠々自適な魔王の日常である。

こんな人におすすめ!!

  1. 魔王視点の話が読みたい!!
  2. 最近のチート主人公思考に飽きてきた…

魔王視点の話が読みたい!!

異世界転生といっても、主人公のタイプはそれぞれ。

勇者もあれば、不遇職からの成り上がりもある中でこの作品の主人公は魔王です。

魔王作品も確かに増えてきたのですが、魔物から魔王に成り上がる作品やチート魔王が勇者学校に乗り込むというのが個人的によく見る傾向です。

しかし、この作品の魔王は純粋に魔王討伐にきた挑戦者を倒す話。

こういう展開はありそうで意外と無い作品なのです!!

挑戦者自体も一巻だけで4人ほどやってきて、サクサク進みます。

何というか、これが本当の魔王の日常なんだろうなと思わせてくれる作品です。

テンプレ展開では、最近は魔王という存在が薄まってきて挑戦者がやってこない→魔王が人の街にくり出す。

みたいな展開が多い気がします。

きっと、単純に魔王が挑戦者を倒す作品を読みたかったのは私だけで無いはず!!

そんなありそうでなかった作品を読みたい方にはおすすめです!!

最近のチート主人公思考に飽きてきた…

これは何が言いたいかというと…

チート主人公っておかしくない!?と思っている人におすすめしたいということです。

確かに最近は王道チートハーレム主人公の作品は減ってきましたが、やはりあるにはある。

私もラノベ読み始めの頃は、魔王は悪だから倒すという思考でしたが、確かに魔王目線からしたら魔界へのただの侵略者ですよね 笑

この作品では魔王がそんな挑戦者たちにアンチテーゼ(対立命題)を贈ります。

例えば先ほど言いましたが、転生者という存在は魔界の侵略者であるということはわかっているのか?ということです。

といっても、転生者たちに魔族=悪 という式を教えているのは大体別にいる(召喚した国の王様とか)という展開も多いですが…

それは置いといて、チート転生者たちに転生者の在り方を問い、結局倒してしまう魔王。

そんな最近のチート主人公おかしくない!?と思っている方はスカッとする作品です。

総評

今回は「異世界転生アンチテーゼ」を紹介しました。

読んだ感想としては、個人的に求めていた魔王の話でかなり好みの展開でした。

こんな人におすすめでも言いましたが、結局魔王主人公作品でも傾向が偏っているのが最近です。

それは、魔王城への挑戦者が全然いない!!というテンプレ展開です。

結局魔王が勇者学園に行って勇者を鍛えたり、魔王であるけど数百年後に転生したりとか…

魔王なのに魔王らしからぬ作品ばかりである気がします。(チートの裏付けに魔王を使うだけ)

そんな中、ちゃんと魔王をしている作品というのは珍しく、読んでいて「これが読みたかったんだよ」となりました。

といっても、この思考にたどり着くのが普段から小説家になろうなどを読み漁っている人だけでしょう 笑

また、一巻だけで4人のテンプレ転生者が出てきて、かなりサクサク読めたのも良かった点の一つです。

個人的に一巻の大半をチート転生者目線にして、最期の最後にサクッと魔王に倒されて、実が主人公は魔王側でしたみたいな展開も読みたかったです。

面白かったのですが、サクサクすぎて次巻が出にくそうという印象です。

なんか矛盾した意見ですみません。

後、転生者目線の字のフォントが変わるのですが、読んでいて転生者を小馬鹿にしているように感じて面白かったです 笑

次にこの作品を読むのにかかった時間ですが、“1時間半”でした。

読みやすかったです。

各転生者ごとに孤立した章立てで、各章それぞれで楽しめました。

最後にこの作品が売れそうかですが…

売れて欲しいですが、書くのが大変そうなので難しそうです。

一巻だけで4人の転生者だったので、このペースで行くとかなり辛そう…

一巻段階でもいわゆる王道チート主人公が出尽くした感があります(言ってしまえば、4パターンでチート主人公は網羅できる 笑い)

そのため、次巻以降で新たなタイプの転生者というのが結構難しそうでした。

ただ、個人的にはまだまだ読みたいです!!

ということで、今回は「異世界転生アンチテーゼ」を紹介しました。

気になった方はぜひ読んでみてください!!

それでは今回はここら辺で!!

ABOUT ME
okamizeno
とある地方国立大学所属の学生。小中高のお小遣いのすべてをラノベに費やし、お金が無くなった。大学進学後、お金がないため「小説家になろう」を読み漁る日々を過ごした。その経験を活かし、ラノベなどの評価や紹介をする本サイトを立ち上げた。twitterで宣伝もしているので、良かったら下のtwitterアイコンのボタンからフォローお願いします。(現在フォロワー少なくてめっちゃ寂しいです)