みなさん、こんにちは!!
今回は2020年8月6日に発売した「友達の妹が俺にだけウザい5」(通称:いもウザ)を紹介します。
「久々に来た真白回!!」
ということで、今回は今まで以上に真白が大注目&真白ファンの私的には最高でした 笑
そして、「友達の妹が俺にだけウザい」というタイトルの意味を再度考える必要がある重要な巻でもありました。
「一体主人公はどっちを選ぶんだ?」がより複雑化します。
(私的には真白を推したい 笑)
また、「いもウザ」という作品自体も...
『ドラマCD化第三弾』、『コミカライズ一巻発売』etc
躍進が止まることを知りません!
加えて、6巻・7巻も2020年11月・2021年3月に発売するようで、これまた楽しみですね。
(発売二年以内に7巻まで出たのか...)
本サイトでは1〜4巻と紹介しているので、併せて読んでみて下さい!
それでは、さっそく紹介していきましょう!










前回のあらすじ
五階同盟のイラスト担当である紫式部先生の偽婚約者として、お見合いに参加することになった明照は、彩羽やオズマと共に紫式部先生の故郷に来ていた。
すると、なんと滞在している旅館には、なぜか真白とスーパー編集者の”カナリア”さんも泊まっていた。
(本当は巻き貝ナマコとしての執筆活動中だが、そのことは明照たちは知らない)
思わぬ出会いをしたのも束の間、今回お見合いをセッティングした紫式部先生の祖父の元に行けば...
「左様」
「いやあーっはっはっは!!愉快!!なかなかどうして色男じゃないか!!」
「こんな良い男と付き合っているなら早々報告せんか」
予想していたお堅い人物というよりは何故か砕けた人物。
そして、紫式部先生の祖父は明照も気に入ったようで...
「ーー明日の夜、『縁結びの儀』を執り行うこととする!!」
「な...!?」
と宣言。
驚く紫式部先生に後々聞けば、なんと『縁結びの儀』とは一晩中男女二人だけで一部屋に缶詰にされるカップル成立率100%のイベントだという。
しかし、真白の好意(や彩羽の好意←怪しい)を知る紫式部先生は参加は避けるべき。
更に、このイベントに参加すれば影石家の人間としてイラストレーターを続けることも困難になるという。
そのために、明照は『縁結びの儀』には彩羽と参加し、紫式部先生には祖父の秘密(実はロリ好きでは?という疑惑があった)を探る作戦に出る!
ーーーー『縁結びの儀』サイドーーーーー
『縁結びの儀』の場所ーー男女二人とベッドというあたかも...を連想させる場所に到着した二人。
すると...
「このまま儀式の魔力に流されたいーーーなんて言ったら、センパイは困っちゃいますか?」
二人きりになった彩羽からは意味深な態度!?
しかし、彩羽の可愛さに気づきつつも、五階同盟を優先させたい明照は...
「困るッ!!」
「...へ?」
そう宣言し、自身の気持ちを告げる。
「仕方ないセンパイですね。そーゆートコが好きなんですけど♪」
なんとか免れたのだった。
ーーーー紫式部先生サイドーーーー
二人が『縁結びの儀』に行っている間になんとか決定的証拠を掴み、イラストレーターを続けたい紫式部先生(と真白も一緒に捜索)
しかし、その証拠は思うように見つからず、最終的には...
「曲者め!!」
紫式部先生の祖父に見つかってしまう。
更には...
「漫画、アニメ、BLーーそう呼ばれし芸術を、薫(紫式部先生)は、愛しておるのだろう?」
「それ、は...」
紫式部先生のすべての情報が筒抜けであったと告げられる。
そして、影石家として代々続く『教師』の道か『イラストレーター』の道のどちらか選ぶよう宣告されてしまう。
そんな祖父の強烈な眼光に気弱になってしまう紫式部先生。
その時...
「真白の最高の先生を...馬鹿にしないで」
普段から気弱であった真白が、紫式部先生のために立ち上がる。
そんな生徒の成長を見た紫式部先生は普段の教師モードの態度を取り戻し...
「どこまで侮辱したら気が済むのかしら?」
「あなたに認められる必要なんてないと言ってるのよ、お祖父様」
そう宣言し、影石家との縁を切ることで『教師』と『イラストレーター』の2つの道を進むと決めるのだった。
こうしてようやく、問題が解決できた一同は、同様に締め切りを終えた真白とカナリアも含め、海に行くことになった。
もちろん、ここで起こるのは、いつもの水着回!!
だけではなく...
「ーーーというわけで、交渉はまとまったチュン。『黒き仔山羊の鳴く夜に』(5階同盟の作っているゲーム)の次回実装予定の新キャラクターは〜...カナリアちゃんが発案します!」
クールビューティー吸血鬼だけど、内面はビクビクしているギャップがあるーーという魅力的なキャラを提案し、明照のポジションを奪いに来る。
しかし、今の明照にはそのキャラが最善に見えてしまい...
「もしもの時には備えておく。ーーーそれでいいだろ?」
そう答えることしか出来ない明照。
そして、明照を抜きにした状況が続く中で、明照は自身の5階同盟での立ち位置や必要性を考え始める。
そんな彼抜きの状況が上手く進んでいたと思われた時...
カナリア:「紫式部先生と巻貝なまこ先生がスランプになったチュン」
敏腕編集者でも予想出来ない状況が発生。
この状況下で、改めて『5階同盟において明照がプロデューサでなくてはいけない理由』に気づけた明照は、彼独自のマネジメントで五階同盟を導いていく。
そして、誕生したキャラは、まるで彩羽の持つうざ可愛いさが現れたようなキャラで...
「カナリアちゃんはみじめな敗北者チュン」
カナリアの案以上のキャラを提案し、5階同盟のスランプも解消。
プロデューサーとしての新たな自分に気づけた明照が、新たな一歩を踏み出した時...
真白:「彩羽ちゃんが...<5階同盟>の声優...」
新たな波乱の幕開けとなる。
キャラ(5階同盟)
大星明照 (通称:AKI): 効率厨な主人公。自分は他のメンバーと比べて実力不足だと思っているが、実際は超有能主人公。プロデューサー担当。
小日向彩羽 : 友達(乙真)の妹。5階同盟の声優担当だが明照以外には知られていない(真白は4巻最後で気づいた)。ウザい言動で主人公を困らしている。主人公に好意を抱いている。
月ノ森真白 (通称:巻き貝ナマコ先生): 明照の幼馴染かつ従姉妹。現在も偽恋人継続中。5階同盟のシナリオを担当しているが、誰も真白だと知らない(景石菫だけ4巻で気づいた)。主人公に好意を抱いている。
小日向乙真 (通称:オズ): 明照の友達。通称オズ。5階同盟のプログラマー担当で完璧イケメン。彩羽の兄でもある。
影石菫 (通称:紫式部): 明照の担任で5階同盟のイラストレーター担当。普段はエリート教師だが、中身はダメダメ引きこもりイラストレーター。〆切を守れない。
5巻目のあらすじ
夏休み、影石菫の地元で行われた『縁結びの儀』を経てからプロデューサーとしてより一段成長した明照は...
『縁結びの儀』で距離の縮まった彩羽のウザさが、むしろ可愛いのでは?と思い始めていた。
しかし、それが恋愛感情か分からない明照は、その素のウザ可愛さを広めたい+素の態度をさらけ出せる相手が、彩羽には必要だと考えていた。
(彩羽は一個下なので、来年から一人になる。特に彩羽は本人の事情?で完璧キャラを装っているので)
だからこそ、現在の彩羽の交友関係が知りたくなった明照は、今日も部屋に入り浸ってる彩羽にそことなく聞きだそうとしていた矢先に...
ピンーーー...ポォーンーーー...。
「およ、珍しいですね。こんな時間に来客なんて」
「...嫌な予感がする」
彩羽とは対象的に、何かを察した明照。
急いで来客相手をインターホンにモニタから確認すると...
『あ、あの...アキ。いま、いいかな』
そこには明照とニセ恋人関係にある真白の姿が。
しかし、彼女の態度は気まづそうで、顔色もいつも以上に青白い。
「センパーイ...?結局、誰が訪ねてきたんです?」
そして、心配になった彩羽が声を掛けてくれた瞬間!
『いま、誰と会話しているんだい?』
「ぎゃーーーーーーッ!?」
突然響く、渋めのダンディボイス。
それはまさに真白の父にして、ハニープレイワークス(通称:ハニプレ)代表代表取締役社長ーーー
加えて、明照が5階同盟全員をハニプレに入れるための契約を結んだ最重要人物
そして、その契約のために明照がしなければいけないことこそ...
「ーー明照君、真白、キミたち二人の、偽カップルとしての覚悟を試しにきた」
真白とのニセ恋人関係である。
(もちろん、話しているすきに隣の部屋に住む彩羽をベランダから退避させた)
そんな最重要人物である真白の父は、明照と真白が恋人関係をうまくできているか怪しんでいるらしい。
というのも...
「明照くんに本命のカノジョがいるから、遠慮してカップルのフリができない...とかではないだろうね?」
「...は!?」
「...ッ!?」
明照は、毎日のように自分の家に入り浸る彩羽の存在がバレたのでは?いやあいつはカノジョでも何でも無いんだが...と。
真白は、「アキに本命のカノジョ...?本命の...カノジョ...?」と明照のことが好きなだけに架空のカノジョの存在に堪えているようだった。
しかし、明照の悲願のためにも契約を潰すわけにはいかない。
そのために二人がとった行動は...
「ア〜キ♪今日はお祭りーー特別な日なんだから、真白のおねだりたくさん聞いて?」
「AHAHA。もちろんさ☆。なんでも言ってごらん?」
「あのね、神社の境内に人がたくさんいて怖いから、み〜んなジェノサイドしてほしいの♪」
「こいつぅ、猟奇的だぞぉ」
ーーー何やってるんだろうなぁ、俺達。
唐突に訪れた賢者の時間に、二人で硬直していると...
「よろしい。通れ」
なんとか許可をもらい、この場は収めることが出来た。
しかし、真白の父に疑われるぐらいには真白との恋人関係はぎごちなく、彩羽とは普段からウザ絡みしすぎている。
どうしたものかと、悩んでいる明照に対し真白は...
「心配しないで、アキ」
「成功率100%の完璧なデートプランを作ってみせるから」
と宣言するのだった。
ーーーーそれからーーーー
真白との恋人関係もそうだが、まずは彩羽の友達を作る計画を始める明照。
そして、彩羽の交友関係を調べている中で、彼は...
「小日向彩羽...小日向彩羽...小日向彩羽...今日こそ暴いてみせる...!」
え。どうしよう。これ。なんていうか、これさ。
本物(のストーカー)じゃね?
何故か彩羽のことを遠くから観察している少女を発見する。
そこはかとなく明照も注意しつつ、その場は突然現れた(真面目な時の)影石菫先生にうまく収められた二人。
そこからも彩羽の交友関係を探るが、ここで...
「つまり、一緒に行こうってこと。...月末の夏祭り」
真白から、恋人関係を父に見せつけるためにも、二人でデートをすることを提案される。(真白は明照のことが好きなので、普通にデート感覚)
もちろん、契約のためにも明照は了承し、真白と夏祭りに行くのだが...
そこで見せる真白の姿は、今までの臆病だった頃とは全く違った姿で、その姿を見た明照も全力の彼氏面を始める!!
しかし...
「...迷子になった」
持ち物を全て忘れていった真白とはぐれてしまい、完全に単独行動となっってしまった明照。
真白を探している間にも、清楚を演じた彩羽に出会ったり、あのストーカー女子に出会ったりとイベントだらけ!?
そして、ついに真白を見つけ出した時...
「彩羽ちゃんに...勝つんだからぁっ...!!」
『月ノ森真白の青春』を目の当たりにする。
総評
今回は「友達の妹が俺にだけウザい5」を紹介しました。
読んだ感想としては、今後のヒロインレースがより複雑化した巻だったという印象です。
まず、5巻で重要になったのは主に2つあり...
・真白の偽恋人関係の強化
・彩羽の心から許せる相手(友達)を見つけること
が書かれており、どちらも真白のヒロインレース入をより強くしていました。
まず1つ目の『真白の偽恋人関係の強化』に関してですが...
主人公は叔父(真白の父)との契約で、真白と偽恋人関係になっていました。
(契約内容:5階同盟メンバーを叔父の経営する超大手ゲーム会社に入れてもらう代わりに、真白と偽恋人になって男を近寄らせるな)
しかし、叔父に主人公と彩羽の関係性(家に入り浸るなど)がバレてしまい、契約を疑われてしまいました。
そのため、契約のためにも真白との偽恋人関係を強化したのですが...
真白の気持ちの変化が、作品タイトルにも関わる超重要な展開を生みます。
というのも、この作品タイトルはもちろん「友達の妹が俺にだけウザい」
四巻までの私は、「友達(オズ)の妹である彩羽がメインヒロインの話なんだろうな〜」と思っていました。
しかし、五巻で意外な事実が発覚します!
それは『真白の兄と主人公は友達』であったという事実です。
これに関してはただの従兄弟じゃない?とも思いましたが、真白は5巻内で...
「アキにとっての友達はーーー対等な友達はお兄ちゃんだけだった」
と語っています。
更に五巻のラストで主人公は真白のこれまでの変化を...
『友達の妹』を卒業し、その先へ進もうとした。
と語っています。
すなわち、「友達の妹が俺にだけウザい」は彩羽だけでなく、真白にも適用される(ウザいかは置いといて)こと。
そして、その中で真白が『友達の妹』の先(より恋人に近い関係)になろうとしていることが伺えます。
これは、真白のヒロインレース入が激化したと言っても過言では無いですね 笑
(真白推しとしては嬉しい限り)
次に2つ目の『彩羽の心から許せる相手(友達)を見つけること』に関してですが...
根本として、主人公は彩羽の学校での態度ーーー優等生キャラを演じて、素のウザキャラがをしていないことを心配していました。
それは、一人だけ一個下の彼女が、主人公達の卒業後に心を許せる相手がいなくなってしまうことを心配してのことでした。
もちろんこれは、『彩羽からからかわれる』+『主人公自身が努力を見られたくない』などが相まって、彩羽には伝えずに秘密裏に勧めていた計画だったのですが...
この計画が主人公の気づかぬ場所で彩羽にバレてしまいます。(とある人物によって故意にの可能性もあるが...)
しかし、あくまで内容のみを聞いた彩羽は、主人公が「自分との時間を減らしたいのでは?」と考え、今まで以上に主人公への嫉着と真白へのライバル心が高まっていきました。
これに関してはまだ種の段階ですが、6巻以降でさらなるヒロインレースの戦いが伺え、二人の主人公への関係性が改めて対等になった気もしました。
次巻以降も楽しみですね 笑
ーーーーあまり関係ないかもしれないけど(軽いネタバレ)ーーーー
5階同盟には、音響担当での協力者の音井さんという方がいます。(こちらも良いキャラ)
主人公とは協力者であり友達の関係性なのですが...
五巻の最後で、彩羽が彼女のことを”お姉ちゃん”と表現します。
つまり、こちらも「友達の妹」が成り立ってしまうので、彩羽はオズと音井さんの二重なんですね。(より強固)
となると、やはりこの作品タイトルは彩羽のものなのでしょうか??
ちなみに、音井さんは彩羽にとって姉のように慕う存在であって、血縁では無い(と思います)
ーーーー終わりーーーー
ということで、今回は「友達の妹が俺にだけウザい5」を紹介しました。
気になった方はぜひ読んでみてください!!
それでは今回はここらへんで!!