みなさん、こんにちは!
今回は2020年8月25日にMF文庫Jから発売された「落ちこぼれ天才竜医と白衣のヒナたち」を紹介します。
「少女たちに癒やされたい」
最近忙しかった私が求めていたのは、少女たちの温もりでした(現実の話じゃないよ 笑)
というわけで、何かほのぼのしてそうな作品は無いかなと思っていたところ、それっぽい表紙の作品を見つけたので購入したのが、この作品となっています。
さて、私の期待には答えてくれるのでしょうか?
それではさっそく紹介していきます!
どんな話??
短く言えばこんなあらすじ...
突如として人間世界に現れた竜と呼ばれる生物。
主人公は竜を治す医者【竜医】として類稀なる才能を発揮して活躍していた。
しかし、彼の竜医としての日々は...
ただ一度のミスによって止まってしまった。
そして、そのミスから七年経った現在まで、主人公はその現場の跡地で孤独に暮らしていた。
そんな孤独日々を過ごしていたある日、彼の前に竜医を目指す三人の少女が現れる。
話を聞けば...
・一人目:元気さのあまり、考える前に行動してしまう少女
・二人目:竜に対する恐怖心で、竜に触れることができない少女
・三人目:人とのコミュニケーションが全く出来ない少女
彼女たちはこれらの理由から、他の場所で竜医には向いてないと言われた問題児ばかり。
そして、主人公こそが彼女たちにとっての最後の頼みの綱だったのだ。
始めは彼女たちの願いを断る主人公。
しかし、彼女達と過ごす中で主人公は、彼女達の竜医としての素質に気づき...
彼女達と共に自分も過去の傷跡を乗り越えていく。
そんな穏やかな日々を過ごして矢先に、
主人公たちの元に、7年前と同じ症状を抱えた竜がやってきて...
(一部、https://mfbunkoj.jp/product/hinatachi/322004000777.htmlから引用)
総評
今回は「落ちこぼれ天才竜医と白衣のヒナたち」を紹介しました。
読んだ感想としては、主人公と少女たちによるほのぼのとした日常部分は非常に癒やされたので良かったですが、全体的な内容を見るとあまりパッとしなかった印象です。
まず、『主人公と少女たちによるほのぼのとした日常部分』についてですが...
これに関しては自身が当初期待していた「少女たちに癒やされたい」を十分に達成していたと思います。
基本的に少女達はロリっ娘ですが、『元気いっぱいな幼女』『まとめ役のお姉さん幼女』『無言幼女』という個性的な布陣です。
そんな彼女たちがお互いの欠点をカバーしつつ努力する姿と、そんな彼女たちの姿を微笑ましくもしっかり支える主人公。
ただただ癒やされました 笑
やはり、疲れたときはエナドリよりも少女たちの温もりです(再:現実の話じゃないよ 笑)
また、イラスト自体もどこかこの作品のほのぼのとした雰囲気とマッチしており、そこもかなり評価が高かったです。
次に『全体的な内容』というかあらすじについてですが...
あまり印象に残りませんでした。
なんというか説明が難しいのですが...
一個一個の事件が淡々としており、決して短く終わるわけでも軽い内容なわけでも無い(シリアス要素も若干ある)のですが、それぞれの事件がそこまで深く突っ込まれない?感じがしました。
恐らく、作品全体を通じて、彼女たちの根本的な解決をしないまま、悩みを聞くだけで終わっているからなのかもしれません。
ただこれに関しては、実はこの一巻だけで『竜医になる』という目標が達成しているだけに...
彼女たち(+主人公)の悩みを解決するには、短すぎるためかもしれません。
また、この作品が『竜と医療』という要素なので、読む前に私自身が「かなり読み応えのある作品」という期待感も若干あったために、全体の内容に関しても物足りなさがありました。
ただ、(読んでないとわかりませんが)ラストの竜の症状は予想外で、かなり面白かったです。
まとめると、コンパクト過ぎたために内容が薄く感じましたが、少女たちのほのぼのを見るだけなら良い作品だと思いました。
次にこの作品を読むのに掛かった時間は、”2時間”でした。
正直もっと読み応えのある作品を期待していたので、ちょっと残念でした。
最後にこの作品が売れそうかですが...
一巻完結だと思っています。
しかし、一巻で登場した(or名前だけ出た)けれどあまり活躍していないキャラも多いので、次巻が出てもおかしくは無いと思います。
ただ、私の予想としては、一巻完結かなという印象です(少女達は竜医になったので、次巻から主人公との接触が明らかに減ってしまうので)
以上、そんな感じです 笑
ということで、今回は「落ちこぼれ天才竜医と白衣のヒナたち」を紹介しました。
気になった方はぜひ読んでみてください!!
それでは今回はここらへんで!!