みなさん、こんにちは!!
今回は2019年6月20日にファンタジア文庫から発売された「学園王国の没落王と12人の生徒会長」を紹介します!!
古き良き、バトル+ハーレムという作品でした。
ただ、今まで以上にヒロインが多そうな作品なので、名前を覚えるのが辛そう...
その分、色々なタイプのヒロインが作品に出てくるというのは強みでもありますが。
ちなみに、2019年秋に第2巻の発売も決定しているようなので、今後も期待される作品です。
ということで前置きはこれぐらいにして、さっそく紹介していきます!!
どんな話??
短く言えばこんなあらすじ...
この世界にはメガデリオンという地球に侵略する怪物がおり、主人公は学園王国という国に住んでいる。
学園王国は12人の生徒会長が代表となり、生徒だけで全ての運営がされている国である。
そして、主人公は1年前に生徒会をとある理由で追放されていた。
平和な日々が過ぎていたある日...
学園王国OBが国を乗っ取りを企て、なんと首謀者はかつて主人公を生徒会から追放した人物と深い関わりが!?
真の敵はメガデリオンなのか??それとも...
詳しいあらすじ
---半世紀前---
<メガデリオン>という人類を脅かす怪物の出現により、大人たちが若者を置き去りにして宇宙へ飛び立ってしまった。
そして、置き去りにされた子供達が生き抜くために、科学や魔術を学び築き上げたのが<学園王国>である。
---現在---
学園王国は大人たちに頼らず、立法・行政・司法・軍事・教育・経済・魔術という国政を部活という名目で行い、子供達だけで衣食住を成り立たせた国である。
そして、この学園王国の運営を行うのが<星徒会>という機関で、星徒会の君主で国の統治を行うのが12名の生徒会長たちであり、もれなく全員美少女であった。
そんな国に住む主人公"ゼファー・アゾット"は1年前に星徒会を追放された異端児で、学園一の問題児として知られていた。
彼は常日頃から星徒会を超えた学園王という存在になり、独立した国を作ることを宣言していたが、一般生徒は相手にしていなかった。
しかし、彼にも支持者?はおり...
「待たせたな選ばれし愚民ども!!闇本市場の開催だ!!」
うぉぉぉぉおおおおお!!!!
ゼファーは学園王国で禁止されている漫画を密輸して売りさばいていた...
そして、漫画に飢えた学生にとっては救世主で地上では危険人物扱いであった。
もちろん、この闇本市場は星徒会非公認の非合法な営利活動であり、見つかった場合は風紀部からの逮捕は免れない。
この催しを知っているのはアンダーグラウンドに詳しい人物だけ....のはずだった。
---闇本市場---
「やったあああああ!!夢にまで見た新刊だ!!」
雄叫びをあげたのは"ヴァージニア・レーヴァテイン"。
ジャージに帽子を深くかぶった小柄な少女は、生徒会長の1人である...
彼女は12人いる生徒会長の中で唯一の中学生であり、学力や能力が平均よりも低く、星徒会内でも少し浮いていた。
そんなヴァージニアは漫画のために、生徒会長である立場を隠して闇本市場に参加していたようだ。
そんな時...
「逃げろ!!風紀部だ!!」
どうやら、風紀部にこの催しがバレてしまったらしい。
主催者で準備は万全にしていたゼファーは煙幕を使って逃亡!!
しかし、ヴァージニアはしっかりとバレてしまった。
そして、風紀部を統括する生徒会長に捕まり、星徒会室に連行されていった。
---星徒会室---
ヴァージニアたちが星徒会室に向かうと、そこには生徒会長の1人である"シトゥラ・クラウソラス"がいた。
彼女はいずれ墜ちてくる趙大型メガデリオンの存在に対する戦力を不安に感じており、特に経験も実力も不足しているヴァージニアを心配していた。
そこで考えたのが...
「副会長を付けるというのはどうかしら?」
そして、今からこの星徒会室に入ってきた人をヴァージニアの補佐的役割、副会長にするという。
すると...
「ふはははは!民意を反して横暴を行う星徒会に、この学園王ぜファー・アゾットが直々に苦情を言いに来てやったぞ!」
なんと、ゼファーであった...
そんな彼の副会長就任を反対するかと思いきや、なぜかゼファーと親しげに話し、副会長に就かせたがる生徒会長たち...
何も知らないヴァージニアが不思議に思っていると、ゼファーから自身が去年まで星徒会におり、OBたちに追い出された身であることを聞かされる。
そして、
「第七号<百頭龍>を単独撃破し、多くの生徒隊の命を救ったのが、このひと、ゼファー・アゾット」
と説明された。
第七号<百頭龍>はかつて出現した超巨大メガデリオンで、甚大な被害を学園王国に及ぼした。
ヴァージニアはこのとき、他の生徒を庇って逃げ遅れていたところをゼファーから救われた人間であった。
ヴァージニアとゼファーがかつて出会っていたことを思い出し、最初は副会長就任を嫌がっていたゼファーも、ヴァージニアのことを気に入って了承。
そして、超巨大メガデリオンで対抗できる力を付けるために特訓を開始する!!
着々と力を付ける中、メガデリオンの発生を検知!?
超王型ではないが、ヴァージニアにとっての初めての戦闘にピンチを招くが、何とかか撃退に成功する。
そんな矢先に、この学園王国にOBたちがやってくるという知らせが...
それはかつて、超巨大メガデリオンを単独撃破したゼファーを追放した人物であり、その目的はゼファーが自分より力を付けるのを恐れたため...
そんなメガデリオン以上に学園王国にとっては災厄となる存在がこの学園王国に迫る!!
そして、明かされたメガデリオンという存在の真実...
超王型メガデリオンは故意に堕とすことができる!?
第七型メガデリオンはOBの計画の1つだった!?
驚きの真実に騒然とする中、第8型メガデリオンが出現!?
果たして彼らは超王型メガデリオンを倒すことができるのか!?
OBたちの目的とは!?
これはかつて星徒会に所属していた少年と12人の生徒会長が送る、人類の脅威メガデリオンと学園王国を脅かそうとするかつての学園王国出身者(OBたち)との、国の独立をかけた戦いの物語である。
こんな人におすすめ!!
- 古き良きバトル+ハーレムが読みたい!!
- これからも続く作品が読みたい!!
古き良きバトル+ハーレムが読みたい!!
異世界転生作品も増えてきた中で、古き良きバトル+ハーレムという王道作品が読みたい方!!
オススメです。
舞台は学園王国となりますが、言ってしまえばよくあるような学園都市と何ら変わりません。
ただ、よくあるようなバトル要素に加えて、国の独立などの要素も加わっているため単純な王道ファンタジーだけでない面白さもありました。
ヒロインの数はタイトルの12人の生徒会長とあるように、おそらく12人でしょう。
また、現在はヒロインの全員は出ていませんが、現時点でも幅広い層向けのヒロインが出ています。
個人的にポイントが高いのは、主人公が赤髪ツインテでなかった点です。
私がハーレム主人公のバトル作品と言われたら、すぐ赤髪ツインテのツンデレ美少女がメインヒロインになるということが思いつきます。
この作品のメインヒロインはまだ定かではないと思いますが、表紙の娘(ヴァージニア)を例に出すなら...
薄ピンクツインテ....
ニアピン!!!
いや、文章中では純白と表現されていたはず....
しかし、表紙では明らかに赤みがかっている...
..........................。
性格はうざい後輩キャラでした。
違いますね!!!!!
ということで、王道ファンタジーの赤髪ツインてヒロインが読みたい方にはオススメです!!
これからも続く作品が読みたい!!
既に2019年秋に2巻の発売が決定しているように、この作品は今後も長続きする作品だと思います。
そもそもハーレム主人公のバトルものは不朽の作品というか、ずっと廃れずに安定して続くイメージがあります。
やはり、自身がどんなに面白いと思っている作品でも1巻で終わってしまったり、3巻ぐらいで終わってしまう作品も多いです。
その中で、 この手のジャンルはストーリーも続きやすく、一定数のファンもいるので少ない巻数で終わりにくいです。
そして、知らぬ間にアニメ化されている傾向もある....(このジャンルの作品はアニメで毎季必ず一個以上ある)
登場キャラ
ゼファー・アゾット
本作の主人公。
態度が大きく、威張っている。
学園王国の独立を宣言しているが、一般生徒からは問題児扱いされている。
かつて星徒会に属しており、超巨大メガデリオンを単独撃破した経験もある。
星徒会がハーレム化している。
双子の姉?妹?がおり、彼女はブラコンをこじれせている。
周囲の行為に疎いというよりは、双子からの洗脳によって否定されている。
ヴァージニア・レーヴァテイン
生徒会長の1人で、生徒会長唯一の中学生。
能力や学力が平均より低く、そもそもなぜ選ばれたのか...
その性質常、つぼみの君主(まだ才能が開花していない)と呼ばれている。
ヒロインの中では、砕けた口調とゼファーを若干なめているという感じで親しみやすいキャラ。
かつて自分の危機を救ってくれたゼファーを意識し始める。
シトゥラ・クラウソラス
生徒会長の1人。
実は地球出身ではなく、とある事故で宇宙から地球に降ってきたところをゼファーに助けれた。
そのときからゼファーに惚れている。
性格はクールと見せかけて、ゼファーの前では態度が変わる(基本ヒロイン全員そう)
ヒロイン対決では1巻段階では1歩リードしている。
他にもヒロイン(生徒会長)が5人ほどいますが、多すぎるので公式ページをみるとわかりやすいです。
総評
今回は「学園王国の没落王と12人の生徒会長」を紹介しました。
読んだ感想としては、ヒロインの名前と技と武器と役職が覚えられなかったです。(漢字をカタカナで読ませる系です)
まず、読み終わった後に「あれ12人(生徒会長)登場したか?」となって探しました 笑
と言っても、学園ハーレムファンタジー作品の各ヒロインの名前は基本長すぎたり、覚えにく場合が多いので、"そういうもの"として読むしかありません。
内容自体はよくある王道学園ハーレムファンタジーが好きな人なら全員好きな作品とう感じです。
ただ、私のようにあまりこの手のジャンルが好きでない方には読みづらいかもしれません。
また、ヒロインが多すぎるかなというのも感じました。
現在は7人(おそらく)ですが、ヒロインが12人の生徒会長となると今から5 人追加されます。
通常の王道ハーレムファンタジーでも、5人ぐらいを越えると1人当たりのペーズ数や密度がどんどん減っていき、ただの軽薄な主人公が誕生してしまいます。
そうなると主人公があまり好きになれなくなったりするので、ヒロインが多すぎるかなと個人的には感じました。
次に読むのにかかった時間ですが、"3時間半"でした。
これは圧倒的に漢字をカタカナで読ませるという、異世界バトルの典型的手法にやられたためです。
この部分が私がこの手のジャンルへの苦手意識がある原因でもあるのですが...
それは置いて、やはり時間はかかりました。
なんども見開きに戻って名前確認をしたのがロスです 笑
最後にこの作品が売れそうかですが...
既に記述はしましたが、2019年秋に2巻の発売が決定しているので少なくともまだ続きます。
また、このジャンルの作品はずっと廃れずに安定して続く傾向にあります。
なので、急に話をまとめて終わりみたいことは無いと思います。
また、売れるかについては続けばアニメ化すると思います。
あの毎季やっているラノベ原作の学園ファンタジの立ち位置になりそう(なんで毎季あるのだろうか...)
ということで、今回は「学園王国の没落王と12人の生徒会長」を紹介しました。
気になった方はぜひ読んでみてください!!
それでは今回はここら辺で!!