みなさん、こんにちは!
今回は2020年7月10日に電撃文庫から発売された「ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい」を紹介します。
「表紙の女の子が可愛い!!」
パット見の感想ですが、きっとこのひとが先輩なのでしょう...
作品自体の内容は『放送部』を舞台としており、各キャラの『声』に対するコンプレックスが一巻のテーマとなっていました。
できるなら、ラジオとか聞いてみたいものですね...
ということで、さっそく紹介していきましょう!
どんな話??
こんなあらすじ...
「ーーみなさん、こんにちは。四月九日木曜日、お昼の放送です。...」
スピーカーから流れる大人びたきれいな声。
放送部部長の花梨先輩の声は、上品で透明感ある美声の持ち主。
美人な年上お姉様を想像させるその声は、日々の放送で校内の男子を虜にしている。
だが、実際の花梨先輩は小動物のような可愛いらしい見た目で、素の声も小さな鈴でも鳴らしたかのような美少女ボイス。
しかし、主人公の龍之介はそんな先輩の2つの声が好きだった。
そして、現在。
ーー龍之介ーー
彼は”一日三回、先輩に喜んでもらうこと”を掲げ、過ごしていた。
そして、このノルマを一週間続けた暁には、先輩にーーー
ーー花梨先輩ーー
彼女は”照れさせられる回数を一日三回未満に抑えること”を掲げ、過ごしていた。
そして、このノルマを一週間続けた暁には、後輩にーーー
すれ違うノルマを掲げた二人による甘々な攻防から目が離せない!
総評
今回は「ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい」を紹介しました。
読んだ感想としては、『ありがちな展開』と『キャラのブレ』が気になりましたが、甘々な攻防が好きな方には受ける作品だと思いました。
まず、タイトルにもあるような『甘々な攻防』に関しては...
序盤から、ずっとこの攻防が続きます。
逆に言うと、「これ以外の会話してたか?」ぐらいには、とにかく後輩が先輩を褒めまくって、照れさせる展開が続きます。
可愛い先輩の照れた姿や赤面を読みたい方には、終始満足のいく作品だと思いましたが...
それだけにある程度予想が付いてしまのも事実として感じました。
また、この作品はヒロインの『声』に対するコンプレックスもテーマとして現れるのですが...
ラストでは、そのコンプレックスの理由に触れ、若干二人の関係が怪しくなったけど、主人公の力で解決!という流れが出てきます。
この流れに関しては、ありがちなのですが...
解決方法もありがちな感じで、「まぁ、そうするよね〜」という感じで、やはり予想が付きやすかったので、新鮮味が少なく感じました。
ある意味放送部ならではの解決方法という感じです(学園で放送できると言ったらね 笑)
それが『甘々な攻防』と『ありがちな展開』についてでした。
次に『キャラのブレ』についてですが...
個人的になのですが、主人公に若干違和感を感じていました。
というのも、主人公は全体を通じて、相手の好意に気づいていそうな雰囲気だったのですが...
途中には鈍感主人公っぽくなって、やはり気づいていそうで....
「結局どっちだったんだ...」と個人的には感じてしまいました。(あれ気づくなら、今の分かるでしょ?的な)
私の気にし過ぎかもしれませんが。
一応作品内では、『素直』な主人公というキャラ付けらしいですが、その雰囲気で鈍感は無理あるぞ...と感じました。
あと、全く今までの内容と関係ありませんが、『ゴリラゲイ雨』という言葉が作品内で使われていて、誰もツッコんでいないのですが、あれは誤字だったのでしょうか...
めっちゃ気になってます 笑
次にこの作品を読むのにかかった時間ですが、”二時間弱”でした。
似た展開なだけに、一瞬で読めます。
Web小説ちっくな細かい章立てなので、そこも読みやすさに買っていました。
最後にこの作品が売れそうかですが...
次巻は出ると思います。
ただ、このまま同じ展開が続く場合は...
コミック化しないと、そこまで売れなそうな印象です。
なんというか、コミックでこの『ほのぼのした甘々攻防』を読みたい気はしました。
ということで、今回は今回は「ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい」を紹介しました。
気になった方はぜひ読んでみて下さい!
それでは今回はここらへんで!!